茨城沖に待望のヤリイカ到来 水深50m前後の浅場ポイントで32杯

茨城沖に待望のヤリイカ到来 水深50m前後の浅場ポイントで32杯

異常気象なのか茨城沖は例年にない海水温の低下で4月入っても海水温が10度以下という、釣り人にとって試練の時期でした。イカ釣りも例外なく苦戦続きでしたが、やっ水温も上がり散っていたヤリイカたちも浅場に集まってきました。遅い春の訪れとなりましたが、ヤリイカのシーズン再突入です。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター寺門義輝)

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寺門義輝

茨城、千葉を中心に釣りが大好きな小太りおやじです。我流がおおいですが経験値は高いです。正攻法でだめなときは参考に。

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茨城沖ヤリイカ釣りの魅力

例年、茨城沖のヤリイカ釣りは鹿島沖の水深150mぐらいから始まり、徐々に北上しながら水深を浅くして4月ごろには福島側に抜けていくというのが通常です。茨城の誇る春の高級ヤリイカの美味を味わおうと各地からイカ釣り師が100杯目指して駆けつけてくるような釣りです。

100杯は夢の数字ではなく、竿頭なら100杯。「船中100杯超え3人出ました」など、毎日何人かはかなえている手の届く目標です。シーズン後半は数こそ減れど、パラソル級大型ヤリイカの交じる重量感たっぷりのクーラーボックス満タン釣り人が多数船中を賑わせます。

そんな100杯釣り人を目指して当日は出航しました。

茨城沖に待望のヤリイカ到来 水深50m前後の浅場ポイントで32杯100杯目指して出船(提供:TSURINEWSライター寺門義輝)

那珂湊から船ヤリイカ釣り

釣行は4月10日、午前6時に那珂湊を出航。7時潮止まりでしたので、日が昇ってからの出発となりました。釣り場は南に1時間、水深は40mとヤリイカ釣りとしてはかなり浅め。波は1m予報でしたが徐々に凪いでちょうど誘うのにいい具合でした。

タックルと仕掛け

ロッドは少し長めにシーマイティR7350-270に電動リールのプレイズ3000でPEライン3号を巻いて仕掛けはプラヅノ仕掛け11cm6本バリのブランコタイプで6点掛けを狙います。今回は浅場でしたのでオモリ100号。手作りのイカヅノ投入機を使用しました。

茨城沖に待望のヤリイカ到来 水深50m前後の浅場ポイントで32杯手作りのイカヅノ投入機(提供:TSURINEWSライター寺門義輝)

2時間で20杯

釣り場につくと、南の船も北の船も集まる一大船団の模様。前日爆釣が伝えられた場所なので予想通りの賑わいでした。

早速、一投したところ、42m着底すぐに確かなアタリ。ゆっくり巻いて追い乗りを誘いましたが、一番下方のプラヅノ(水色)に今日のアベレージサイズ(40cm)のヤリイカが透明のボディをくねらせて上がってきました。

「100杯目指すのに幸先よし」と二投目投入。少し誘ってまたも1杯。これは下から二番目浮きスッテ。三投目もすぐにアタリがあったものの一番下に一杯だけ。少し流されアタリが出なくなったのでちょっと移動して、ここで突然の4点掛け。開始30分で7杯はあまりいいペースではないかもと不安がよぎります。

その後もアタリはちょこちょこあるものの単発を連続。隣で釣る相方も2点掛けはあるもののなかなか連発しない、もやもやする展開。釣れていない人からすると贅沢な話かもしれないが、このままでは100杯なんてほど遠い。2時間で20杯、二人で45杯釣りあげたところで大きく場所移動して後半戦へ。

茨城沖に待望のヤリイカ到来 水深50m前後の浅場ポイントで32杯ポイントには船団(提供:TSURINEWSライター寺門義輝)

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