7月25日、福井県・越前町の大樟(おこのぎ)港から遊漁船で玄達瀬のヒラマサに挑んだ。釣り方は完全フカセ。釣友の石塚さんと前泊で出かけ、翌日早朝に港へ向かい、舟津さんと合流した。
まずはイサキとグレ連発
石塚さんは1投目からラインが飛び出しサオがたたかれた。強い引きがないので青物ではない。
大型のイサキがダブルで浮上してきた。
私も数値60m付近で電動のアラームが鳴り、素早くクラッチが入った。こちらもイサキ40cm級。舟津さんにもイサキがヒットした。
午前10時ごろ、「潮は速いが発泡ウキ6号を付けてください」と船長の助言。その狙いは、イサキの群れの上に青物魚が回遊するから。
全員発泡ウキを付けて流すと、80m付近で石塚さんのリールからラインが飛び出した。これは45cm級のグレ。
ここから60~80mで良型グレが連発した。
いよいよ青物が登場!
そんななか「船長、青物がきた~」と舟津さんの叫び声。
後ろを向くと、サオが大きく曲がっている。激しく暴れる青物は55cm前後のヒラマサだ。
青物が回遊してきたので、マキエの指示とハリス確認のゲキが飛んだ。
潮は緩んできたが風向きと一致して悪くはない。
ヒラマサの回遊を待っていると、隣の石塚さんが声を上げた。サオが豪快に曲がり、青物らしい。オマツリ防止策で私は仕掛けを回収。
石塚さんは船長とタッグを組んで無事ネットインに成功。ヒラマサ55cmだった。
たっぷりマキエをまいて釣っていると、数投目に勢いよくラインが飛び出し、瞬時にクラッチが入った。
アワせた瞬間に重量感のある引きが伝わる。船底に潜って大暴れした魚はヒラマサだ。
今度は舟津さんが悲鳴を上げた。船下にラインが入り悪戦苦闘が続いている。船長の的確なアドバイスで船下から引きずり出した青物は半端なく大きい。