サビキで数釣りが楽しめるサッパ。晩春から初夏は真子や白子を詰めている。これらを下処理の際に捨ててしまう人も少なくない。そこで今回は釣り好き店主(藤まる食堂)がおすすめする「サッパの(真子・白子)塩辛」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
サッパの持ち帰り方法
釣り場からの持ち帰り方法は至ってシンプル。ハリからサッパを外し、そのままクーラーに入れるだけ。ただし、氷をしっかり効かせておくことが鮮度を保つコツだ。
ズボラな下処理
釣り場から持ち帰ったサッパはシンクに移し、水洗いする。これを1尾ずつまな板にのせ、身だけを削ぐようにしておろしにしていく。かなりズボラだか、身は酢漬け、骨は唐揚げにすれば余すことなく食べられる。
今回使うのは真子や白子のみ。3枚にする際に丁寧に取ってボウルなどの容器に移しておく。同時にワタも取っておこう。
真子と白子の下処理
取り出した真子や白子は水洗いし、ザルで水を切る。次にタッパーなどに入れ、塩を加える。塩の量は真子や白子に対して半分から同割。九州南部では甘(みりん)を少し加えるところもある。
漬ける
漬け時間としては冷蔵室内で2~3日。このころから食べてもいいが、生臭さが取れてコクが出てくるのは4~5日経ってから。時間の経過とともに色が濃くなるものの、魚の臭いは少なくなっていく。
その後は冷蔵室を開けるたびに、よく混ぜてから再び寝かせる。
まさにご飯のお供
食べる時は熱々のご飯にのせていただくと、ご飯のお供として最高。もちろん、酒の肴としてもGOOD。特に日本酒や白ワインによく合う。
保存の目安
保存は冷蔵室内で1か月ほど。冷凍すれば3か月くらい持つ。さらに、密封の瓶や真空パックでは半年以上持つので、保存食としてもイケる。ただし、塩が甘いと腐りやすいので注意してほしい。
<松田正記/TSURINEWSライター>