「幻の魚」と呼ばれるシロアマダイ。狙って釣れる魚ではなかったが、一昨年くらいから浅場のライトタックルで高確率に釣れるようになってきている。今回は私の経験を踏まえて、このシロアマダイの釣り方を解説していきたい。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版 桑原一幸）
TSURINEWS編集部
2022年3月21日
ルアーは良型高確率
シロアマダイはエサ釣りの他にも、タイラバやSLJ（スーパーライトジギング）での釣果も期待できる。経験上、数を釣るにはテンビンフカセに分があるように感じているが、タイラバやSLJでヒットしてくるアマダイはエサ釣りよりも良型であることが多い。
私は1本のロッドをキーパーにかけてエサ釣りで狙い、その傍らでタイラバ、またはSLJの二刀流でシロアマダイを狙うようにしている。
状況によって攻め方も変える
レンタルボート（要船舶免許）で釣行する場合は、先に述べたようにアンカーを使用せずドテラ流しで広い範囲を探っていくが、波が高い日や風が強い日は船が速く流れ過ぎてしまうため、シーアンカーで流れるスピードを調整する。
逆に風がない日は、一カ所にとどまっていてもシロアマダイに出会える確率が下がってしまう。そんなときは船外機で船を少しずつ移動させ、ポイントを変えながら狙うようにしている。
最高の食味を味わおう
最後になるが、釣れたシロアマダイは非常においしい。アマダイといえば松笠揚げが絶品だが、焼いてもおいしく、刺し身やアラで作る潮汁もとてもおいしい。
いい日に当たればこんな釣果も（提供：週刊つりニュース中部版 桑原一幸）シロアマダイの魅力は、市場に出回らない高級魚が手軽なライトタックルで釣れるところにある。皆さんも前述のポイントを意識し、シロアマダイにチャレンジしてはいかがだろう。
＜週刊つりニュース中部版 桑原一幸／TSURINEWS編＞
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年3月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。
