大潮1日目の1月16日、長崎・平戸・早福港の幸漁丸でヒラマサ、あわよくば今が旬の寒ブリをと釣行した。フッキングに至らないバイトに苦戦したが、高速巻きが決まり自己記録更新の20kg超ヒラマサをキャッチした釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・末永駿也)
待望のヒット&強烈な走り
3回目でも乗らず4回目で食らいついてくれた。サオの先端から手元までグーっと重みが来てフッキングを決める。
乗った。待望のこの感触。サオを立てると同時にヒラマサは底へ向かって一直線、ラインが出されていく。久しぶりに味わう強烈な走り。船長からアナウンスで「深さ54mあります」と言われ少し心に余裕ができる。が、ヒラマサは止まることをやめない。
出されては少し巻き出されては少し巻きを4回繰り返してようやくストップ。感覚的には30mほど走られた感覚。何とか根ズレはされずに今度はこちらの番。一気に巻き上げる。しかし重い。根に向かって走られた時に片方のフックが口以外に刺さったようでスレ掛かりみたいな感じになってしまった。とにかく重いがリフトする。
自己ベストの20.3kg手中
ヒラマサも体力を使い消耗気味。魚影が見えた。デカい、15kgはある。その時また走りラインが出る。しかしもうこっちに分がある距離。一気に浮上させる。口にリアフック、フロントフックはエラあたりに掛かっていた。
タモ入れ寸前にフロントフックが外れリアフックのみになりヒラマサが暴れてまた潜ろうとする。もう走らせねーよとハンドドラグで抑制してそのままネットイン。船長とタイミングを合わせて一発で成功。
船に上げるとすばらしい体高と厚み。17、18kgぐらいはあろうか。写真を撮って計測すると何と20.3kgのヒラマサで自己ベスト更新だった。ヒラマサを追い求めるアングラーなら目標にしている大台に到達。感無量だった。
信頼できる船と船長。さらに使っているタックルを信用して巡り会えたこの1尾に感謝。2022年、最高のスタートが切れた。
<週刊つりニュース西部版APC・末永駿也/TSURINEWS編>