ゲーム性の高さと強い引き、そして食味のよさで大人気のシーバス。東京湾は、日本一の魚影をほこり、年間を通して船や陸から手軽に大型狙いを楽しめる最高のフィールド。あまり知られていないことだが、基本的に東京湾のストラクチャーゲームでは、このシーバスとほぼ同じポイントで釣れるターゲットがいる。高級魚として釣り味も食味も抜群の根魚、カサゴとメバルだ。7月24日(火)、原木中山の林遊船へ。ボートからキャスティング&ジギングでシーバス&カサゴを楽しんだ。
当日の状況
7時30分に17歳になったばかりの前嶋青凪(セナ)船長の操船で、千葉寄りの港湾部へ向かう。前日は都内でも最高気温が40度に迫る記録的な暑さになったが、朝は気温28度。
さらに曇天微風で絶好の釣り日和。
まずはマゴチ狙い
まずは、この時期の風物詩でもあるドシャロー(超浅場)でのルアーマゴチで様子をみる。
水深2~5mのポイントに向かうと、先に釣りをしていた僚船・ターゲットの石井誠治船長と遭遇。状況を聞くと、
「最近のマゴチは絶好調ですよ。きょうも5時くらいから釣っていますが、小型のジグヘッドにワームを付けたルアーで狙ったら、2人ですでに30尾くらい釣れました。
これから潮止まりでしばらくは食わないと思いますのでシーバスに転向します。」
との情報。
さっそく、勧められたルアーをフルキャストし、ボトムバンピングを試すと、すぐにヒット。上ったのは35cmほどの小型でリリース。
大型を期待しながらキャストを続けたが、潮が完全に止まり、無風でボートも動かない。
そこで、湾奥の実績ポイントをランガンしてみるが、どこも同じ状況で、アタリはあるがヒットまで持ち込めなかった。
沖のストラクチャーに移動し、シーバスとカサゴを狙うことに。