食用カキから真珠が見つかったと話題 意外と身近な「野生真珠」とは?

食用カキから真珠が見つかったと話題 意外と身近な「野生真珠」とは?

韓国で、カキを食べていた女性が「真珠」を発見したとして話題になっています。実際、食用の二枚貝から真珠のようなものが見つかる例はしばしばあります。

(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)

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意外と見つかる「野生真珠」

実は今回のカキ真珠のような「野生真珠」はしばしば見つかっています。例えば田んぼや用水路で捕れる「ドブガイ」という貝はきれいな真珠層を持つ貝の一つで、食用にする地域では真珠的なものが採れることはあるようです。近縁のイケチョウガイは淡水真珠の生産に利用されています。  

他にも、今回のカキのように、一般的に食用にされるアサリやハマグリなどの二枚貝から小粒の野生真珠が採れることがあります。

食用カキから真珠が見つかったと話題 意外と身近な「野生真珠」とは?オキシジミの「真珠」(提供:茸本朗)

筆者は以前「オキシジミ」というマイナーな食用貝を食べているときに野生真珠を見つけたことがあります。

突然歯にガリッとあたり、砂粒かと思って取り出したら真珠だったのです。光沢こそありませんが、きれいな象牙色でちょっと嬉しい気分になりました。

皆様もいつかこのような「野生真珠」に出会えることを祈っております。

<脇本 哲朗/サカナ研究所>