新年を祝うにふさわしいマダイを求め、三重県・鳥羽沖へタイラバ釣行した。私は40cmまでのマダイをトータルで3匹キャッチ。船中でもマダイはボウズなしとなった当日の釣りをリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)
タイラバでマダイ釣り
新年を祝うにふさわしい魚といえば、真っ先に思いつくのがマダイ。年末の寒波で冷え込んだものの、三重県・鳥羽沖ではタイラバで狙うマダイが依然好調をキープしている。
中部圏内でタイラバ専門船というのはほとんどないが、鳥羽市小浜漁港の丸安丸はがっつりタイラバを楽しめる稀有な遊漁船だ。
1月2日、正月気分満載で鳥羽に向かい、午前7時に出船。当然のことながら5人満席でポイントに向かう。このエリアの水深は35~40mほどと浅く、タイラバのシンカーも60~80gがメイン。船はドテラ流しで、広範囲を探っていく。
開始早々にワラサヒット
開始早々に胴の間でヒット。だがいきなり走りだしてドラグがうなりを上げる。明らかにマダイではない。しばしのやり取りでネットに収まったのは、60cmチョイのワラサだ。
今年は青物が多く、このタイラバポイントでもちょくちょくヒットがあるようで、ブリクラスのヒットもあるようだ。
食べごろサイズの本命顔見せ
その後、ポイントを移してようやく本命のアタリが出始め、25~30cmの塩焼きサイズがパラパラと上がる。そんななかでも40cmを超える食べごろサイズも出て、ようやくエンジンがかかってきたようだ。
中でも最初にワラサを上げたアングラーが絶好調で、次々ヒットを重ねてマダイを追加していく。目を見張るようなサイズは出ないが、食べておいしそうなサイズばかり。そして私にも待望のヒットがあり、35cmほどのきれいなマダイをゲットできて、ホッとひと息つくことができた。
ご当地ヒットルアーは?
どこの釣り場でもそうだが、ご当地ヒットルアーというものが存在する。この鳥羽沖で圧倒的に強いのが、サンリキだ。そのフックユニットであるサンリキプロスペック極と、タングステンシンカーの組み合わせは最強といっても過言ではないほど。
活性の高いときならどんなタイラバでも食ってくるのだろうが、少し渋くなったときは圧倒的な差を見せつけられることになる。中でも船長がトラロープと呼ぶ、黄色と黒のストライプカラー、定番の赤やオレンジは必須だ。