里(鹿児島県薩摩川内市)の磯で、メジナ(クロ)の食いが活発化している。12月24日に釣行した際は、フカセ、エギング、ブッコミの〝三投流〟に臨んだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
フカセ釣りに苦戦
今度はフカセ釣りだ。ウキは遠近自在に探れるR-G+の0号で、ハリは刺さり抜群のザ・ロックをチョイス。2ヒロのタナを取り、サオ2~3本を攻めた。
3~4回ほど仕掛けを流すが、本命の魚信はなく、エサ取りのネンブツダイだらけ。遠投してもかわせず、苦戦を強いられた。
時合い到来
エサ取りに翻弄されること1時間、思い切ってタナを矢引き(約70cm)まで浅くした。その1投目にウキが勢いよく消え、上がったのは35cmほどのメジナ。同じ要領で同型を2匹追加し、この日のパターンをつかんだかのように思えた。だが、再びエサ取りに悩まされる。
そこで仕掛けをチェンジ。ウキを同タイプの3Bにし、遊動ガン玉の3Bを装着。仕掛けを重くし、サオ1本の深ダナを探ってみた。
その直後にウキがじわじわと沈み、加速したところでアワセを入れた。魚はグイグイ真下に潜り、根に突っ込もうとする。これをうまくかわし、優しく寄せたのは45cmほどのメジナだった。
深ダナが的中したのか、40cm級が3匹続けて顔を見せた。しかし、アタリは突然途絶えたため、ガン玉を外して再び浅ダナに。ちなみにこのガン玉、脱着しやすいよう専用の爪がついているのでラクだ。
浅ダナに戻すとすぐに30cmのメジナがヒット。そのまま数を重ね、2桁釣れたところで午前11時過ぎに納竿した。
今後の展望
現地のアカハタは例年1月上旬まで釣れるが、2~3月は〝春休み〟に入る。一方、アオリイカとメジナは4月ごろまで楽しめる。
今回、リレー釣りは成立したものの、メジナ釣りに苦戦した。良型は深ダナで、小型は浅ダナ。その時の状況により、すぐに仕掛けが変更できるよう工夫したい。
<松田正記/TSURINEWSライター>
藤丸