魚を表す漢字・熟語には読みの難しいものが多々ありますが、「虎魚」「魚虎」「鯱」のいずれも初見で読めるという人はあまりいないのではないでしょうか。
(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)
「寅年」にちなんだ魚
2022年は寅年。これにちなみ、各地の水族館で「寅にちなんだ魚」の展示が行われています。
富山の魚津水族館では、トラを思わせる黄色い体色が特徴のオニオコゼや、ユニークな見た目のヒトヅラハリセンボンなどが泳ぐ特別水槽が展示されています。3匹いるオニオコゼのうち2匹は体が黄色に輝く突然変異個体で、見た目も縁起の良い「黄金オコゼ」です。
また、広島市にあるマリホ水族館では、和名に寅を関した「トラウツボ」と「サンゴトラザメ」の2種類の魚が展示されています。
名前に「虎」がつく魚たち
上記の例にもある通り、名前に「トラ」の語を含む魚は少なからず存在します。こういった魚の中には、ウナギ目で蛇のような形状のトラウツボや、ハゼに似たトラギス、軟骨魚類であるトラフザメなど、大きさや分類、生息地を問わずたくさんの種類がいるので、魚名にトラをつけるのは我が国では普遍的な手法と言えるかもしれません。
一方で「トラと名付けられる魚の特徴」はどんなものかと聞かれると、それを一口で説明するのは少し困難かもしれません。
ふつう「虎柄」と言えば黒と黃の線が交互に並んでいるものであり、そこから派生して「黒の線」が入ればトラと呼んでも良い気がします。しかし例えばカゴカキダイやオヤビッチャは魚は、きれいな黄色と黒の縞模様が入っておりいかにも虎柄ですがトラとはつきません。
逆にトラウツボは、赤と黄色のまだら模様となっており、縞模様すら入ってはいません。むしろ標準種のウツボのほうがきれいな虎柄であると言えます。
「虎」と「魚」組み合わせるとどの魚?
さて、和名にトラとつかないものの、漢字になると「トラ」を含むという魚も存在します。その代表が「虎魚」そして「魚虎」です。
この2つは実は異なる魚で、虎魚は「オコゼ」、魚虎は「ハリセンボン」と読む熟字訓なのです。いずれもこのような漢字が当てられた理由ははっきりしていませんが「棘だらけで恐ろしい見た目をしているので、恐ろしい動物であるトラに例えた」といった程度のことのようです。
これらに加えて、この2字が一つになった「鯱」という漢字も存在します。これは「シャチ」と読み、もともとは顔が虎(または龍)で体が魚である、中国の想像上の生き物を指す字でした。ただ、近年ではこの字で「海獣のシャチ」を指すこともあるようです。
<脇本 哲朗/サカナ研究所>
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