新型コロナウィルスの影響で中止されていた各種釣り大会も、感染予防対策を講じながら少しずつ再開の動きが出始めたのはいいことである。投げ釣りの全国団体である全日本サーフでも、今年は2年ぶりに全日本カレイ選手権を開催した。そして12月12日は大阪協会と兵庫協会が合同で納竿大会を開催することになったので参加してきた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)
遠投で砂地狙いカレイ
ただし大会はカレイorアイナメを含む2匹長寸なので、このいずれかを釣らないと入賞できない。その後はさらに打ち返し速度を速めつつ本命を期待するが、その後は何事も起こらずに夜が明けた。そこでマムシに加えて青イソメも投入し、仕掛けをやや遠めに投げて砂地を狙ってみた。
すると、午前8時ころにサオ先を小さく押さえ込むアタリが出た。しばらく待つが、その後は全くシグナルがない。カレイかも?と大きくアワせると、ググッとした生体反応。カケアガリに注意しながら寄せてくると、本命のマコガレイだ。これで大会入賞の資格を得ることができて一気に肩の荷が下りた。
水温高くキスやクロダイも
そうすると不思議なもので、この後小型ではあるが26cmのカレイをさらに2匹追加することができた。また水温がまだまだ高く、夜明けからはエサ取りに悩まされながらもシロギスが数匹釣れ、さらにクロダイが乱入してくるなど、活性の高い状況であった。
大会は午後12時から淡路島北端にある淡路島公園で審査を受けることになっているので、午前10時過ぎに納竿とした。なお、同行した嫁はエギでアオリイカを狙っていたが、残念ながら釣ることはできなかった。
淡路島や鳴門周辺のカレイは、年末にかけて産卵期に入りエサを食べなくなる。今後は産卵後の花見カレイが狙い目となるだろう。
<長谷川靖之/TSURINEWSライター>
小鳴門海峡黒崎