猪名川漁協が管理する渓流釣り場で、12~5月まで自然渓流を生かしたネイティブフィールドでアマゴ、ニジマス釣りが楽しめる、兵庫県の猪名川水系・一庫大路次川の渓流解禁に釣行したのでリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森雨魚)
上流でアマゴ狙い
釣り人さんにひと声かけて上手のポイントへ入釣。長ザオの利便性を生かして、対岸の落ち込みの巻き返しポイントにフルスイングで投入。ナチュラルフォールで様子をみると、目印が「スーッ!」と、引き込まれた。
瞬時にアワセを入れるることなく、オートフッキング。手元に飛び込んできたのは、16cmサイズのやや太った新子アマゴ。スレバリを使用しているのでタモの中でオートフックアウトする。ここでは、極小オモリのナチュラルフォールで新子アマゴが連発!
お隣の釣り人には、流れ筋の深場で26cmの良型アマゴがヒット。ヒットすると、下手の釣り人は、仕掛けを回収して取り込みを見守る。ここが、この釣り場のいい所だ。通い合う釣り人同士の気配りがうかがえる。
待望の泣き尺アマゴ手中
ニジマス・アマゴともに十分に楽しませてくれるが、今度はいよいよターゲットを良型に絞り、通しライン、ハリサイズ、オモリウエイトを良型仕掛けに変更し。イクラを3粒刺しして深場の流心を、ドラグを掛けてゆっくりと流す作戦をとってみることにした。
すると、「コツン!」というアタリとともに目印が「ピタリ!」と止まり、そして、本命がヒット!トルクフルなナイスファイトに思わず興奮のるつぼとなる。
「グイ!グイ!」と引き込むパワフルな引きは満点のスリル感。また、大きくしなる信頼のマイロッドのカーブラインもグッドだ。親切な下流の釣り人に取り込みスペースを空けていただき、ネットインしたのは、オスの泣き尺サイズの良型アマゴ。思わず、周りの釣り人に「有難う御座います!」と、感謝の気持ちを伝える言葉が出てしまった。
家族分以外はリリース
十分に楽しめた。ニジマス28匹、アマゴ30匹の釣果。家族分をキープして、私がリリースするのを見て下流のジュニアも元気なうちにとリリースを始めた。
「家族分は、キープできたかな?」と聞くと、「いっぱい釣れたよ!」と得意げに一言。「ありがとう!またね!」と優しく声をかけて、流れに帰っていく魚を見つめる姿はとてもけなげだった。
3時間の午前中の釣りとなったが、大満足釣果と同時に決してあせらず、ゆとりを持って魚と対話できた半日だった。またのアマゴ・ニジマスとの再会釣行がとても楽しみだ!
なお、2月中旬には、2次放流と合わせて、この一庫大路次川・川の案内所上下流でアマゴ・ニジマス釣り大会(1匹長寸)が実施される予定。
ファミリー、アベックの釣り参加を大募集している。とにかくアットホームなこの大会に是非とも参加してみてはいかがでしょうか。
<森雨魚/TSURINEWSライター>