例年12月の下旬から年末にかけ、冬季限定放流魚クロソイと海洋マス(海水順応させたホウライマス等)の放流が行われる爆釣美浜フィッシングパーク。ルアーで釣ることもでき(※解禁期間中に限る…2022年は1月3日~3月前半までを予定)、多くのリピーターが訪れるほど人気だ。今回、それぞれの魚の攻略法について解説したい。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部)
海洋マスの狙い方
50cm前後のものが放流される。よく走るのでファイトは楽しいが、繊細な一面があり、ちょっと気難しい魚だ。
行動傾向は池の中を回遊するか、海水の流入口付近、浮き桟橋の下の影に潜むことが多い。
泳層は日によってまちまちだが、概ね底より少し上から水面下1.5mが中心だ。
ルアーでの釣り方
ルアーで狙う場合、概ねクロソイの場合と同じ仕様のスピニングタックルになる。ルアーは1~4gのスプーンか、0.8~2.5gのジグへッドにアジング用ワームを組み合わせて狙う。
スプーンで釣る場合は、レンジを一定に保ちながら、シェイキングやスローのただ巻きで誘う。ワームならスローのただ巻きかリフト&フォールだ。
クロソイよりも繊細な性格をしているので、ワームは細身のシルエットで、カラーはクリアーやナチュラル系が高実績だ。
また、この魚はフライでも狙うことができる。タックルは前ページのイラストを参照のこと。
エサでの釣り方
海洋マスをエサで狙う場合は、ウキ釣りがメイン。エサはアオイソメやボケなどでよい。エサ付けはクロソイのウキ釣りの場合と同様だ。
ウキ下はマスの泳層に合わせ、底付近から水面下1m強まで。警戒心が強いためか、仕掛けはハリス1.5号程度とし、ガン玉をつけヘラウキを使うのが有効だ。また、頻繁に仕掛けを動かすと食いにくくなるので注意する。
また、チョイ投げでも釣ることができ、エサや仕掛けはクロソイの場合と共通でよい。釣り方は、カケアガリ付近に仕掛けを投入し、相手が回遊してくるまで待つスタイルとなる。誘いを入れず、そっとしておくほうが食う場合が多い。