カワハギ狙いで愛知県・南知多町師崎港の石川丸に乗船した。前半の師崎沖では苦戦したが、伊良湖沖では連釣もあって楽しめた当日の釣りをリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘)
石川丸でカワハギ釣り
11月21日、カワハギ狙いで愛知県・南知多町師崎港の石川丸に乗船した。空いていた第五石川丸の左舷ミヨシから3番目に釣り座を構えてタックルの準備をする。
午前7時に出船して、5分ほどで最初のポイントの師崎沖に到着した。船長から「水深は17m。漁礁が入っているので根掛かりに注意してください」とのアナウンスで釣り開始となった。
この日は大潮の下げ潮で、釣り開始ごろと昼前は潮が緩むので、釣りやすい時間帯のプチ時合いに期待しながら仕掛けを投入した。オモリが着底すると、海底がゴツゴツした感じはなく、釣りやすそうだ。しかし、カワハギのアタリどころか、外道のアタリすらない。潮が緩い時間帯に期待していただけに拍子抜けした感じだ。
惜しくも本命バラシ
今は潮が止まっていて、一番活性の低い時間帯と重なっているので、しばらくすれば潮が動くようになって、活性も次第に良くなるのではないかと期待していると、コンコンとアタリが出た。ゆっくりとサオを立てると、カワハギ特有の引きが手元に伝わってきた。
しかし、リールを巻く途中でゴンゴンと強い引きの直後にスッと軽くなりバレてしまった。しっかりハリ掛かりしてなかったようで残念な思いをした。気を取り直して、エサを付け替えて投入する。すぐにアタリがあるかなと期待したが、無反応の状態がしばらく続いて移動となった。
本命手中で安堵
次のポイントは水深19mで根掛かりに注意する場所だ。オモリ着底後に誘いを掛けていると、わずかにハリに触れてきた感じがあった。サオ先を少し上げると、ゴンゴンとサオをたたくアタリが伝わってきてヒットした。今度もカワハギ特有の引きなので、本命だと確信してリールを巻く。
内心、今度はバレるなと思いながら慎重にリールを巻いた。手のひらサイズだが、この日初のカワハギを取り込んで気楽になった。
この調子でどんどん釣るぞと思いながら誘いを掛けるが、またしばらくの間無反応だ。船中でも沈黙状態のようで、前回の釣行と打って変わって厳しい日になりそうだ。そして再びアタリのありそうなポイントを探して移動となった。
全体的にアタリ少ない
15分ほど走って水深20mの漁礁のポイントに到着。仕掛けを投入すると、1.5mほどの起伏があって根掛かりしそうだ。
根掛かりにも注意していると、向こうアワセでヒットした。リールを巻き上げている間もゴンゴン引いてきた。水面に見えたのはヘダイだった。取り込んだのは21cmで、塩焼き用にキープして再度投入する。すると今度もヘダイがヒット。続いてキュウセンもヒットしたが、持ち帰るほど大きくはないのでリリース。
ゲストの活性が良くなってきたので、カワハギのアタリを待っていると本命のアタリが出た。今度も慎重に巻き上げて手のひらサイズを取り込んだ。前回よりも型が小さいが、釣れれば楽しい。
続けてヒットしたのは良型のようで引きが強い。しかし今度も巻き上げる途中でバレてしまった。バレるくせがついてしまったのか、その後2匹連続バラシとなって気分が落ち込んだ。この時点で船中トップの人が5匹のようで、全体的にアタリが少なく厳しい日のようだ。