どう猛な海の生物として知られるウツボ。苦手な人も多く、大半の人が敬遠する。しかし、食べてみると超絶品。そこで、今回は「ウツボの霜降り」レシピを紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
底物釣りのゲスト「ウツボ」
ウツボは岩礁の底近くを住みかにすることから、磯の底物釣りにはつきもの。特に赤貝やキビナゴなどの生エサを好んで捕食する。
例えばイシダイや根魚を狙う際、最初に食ってくるのが本命で、最後にウツボがくるパターンが多い。しかし、本命がいない時は、ウツボから先に食いつく。「すぐにウツボが釣れたら、その辺りには本命がまだ寄っていない」という魚群探知機のかわりにもなる。
釣り場での下処理
釣れたウツボは、ハリが付いたままの状態でクーラーに入れる。この時〝潮氷〟を効かせておくと、2時間ほどでほとんど動かなくなる。ここでナイフを使って頭と尾っぽを切り落とし、腹側の皮はハサミで裂いていく。
次にわたを取る。血合の部分の薄い皮にナイフを入れ、手で血合を摘まんで引っ張ると、「ズルズルッ」ときれいに取り除くことができる。
自宅での下処理
持ち帰ったウツボは、表面(皮)をしっかり洗う。たわしを使って「ゴシゴシ」洗い、滑りを取ってキッチンペーパーで水気を拭き取る。