今週の関東ヘラブナ推薦釣り場【群馬県・近藤沼】

今週の関東ヘラブナ推薦釣り場【群馬県・近藤沼】

この時期、水深が浅く底釣り主体の釣り場はマブナ地獄と化す。しかし群馬県館林市にある近藤沼なら、水深がたっぷりあるから宙で引きの強い良型地ベラを桟橋から狙える。真夏の晴天時は35度越えが当たり前となった猛暑タウン館林。朝夕の涼しい時間帯を中心とした短時間釣行がとくにお勧めだ。

アバター画像 TSURINEWS編集部

ヘラブナ釣り 淡水の釣り

釣り方とエサ

メインは中央または東の沼にある桟橋での宙釣り。底釣りはマブナ主体の中からヘラを交える釣りになる。

本命重視で狙いたいなら竿11~15尺の浅ダナ。タナは1本前後で、場合によってはカッツケも面白い。エサは魚の活性に合わせて両ダンゴかウドンセット、トロ巻きなどから選択する。

日中は南風(向かい)になることが多い。そよかぜ程度なら竿を短くしたりウキの浮力で対応可能だが、強風だと浅ダナは不利なので竿7~12尺チョウチンに替える。浅ダナに比べてマブナが交じりやすくなるが、ウキの動きはチョウチンのほうがいいので最初からこの釣りを選択する常連も多い。エサは浅ダナと同じでいいだろう。

注意点

注意してほしいのが竿のロストだ。水域が広大かつ深いので、魚に竿を持っていかれると回収が難しい。桟橋直下にエサが付いていない仕掛けを放置するのもよくない。エサを打ち込んだら竿尻から常に手を離さず、不安なら尻手ロープなどを結ぶといいだろう。

さらに桟橋の形状にも特徴がある。万力を取り付ける受け木の台座がやや高い位置にあるので、あぐらスタイルの人がいつもの感覚で仕掛けを振り込むとエサがぶつかってしまうのだ。高い位置から振り込むか、前述した桟橋の傾斜と同様に座面を高くする工夫が必要になるかもしれない。

<中村直樹/TSURINEWS編>

 ▼この釣り場について
近藤沼
入釣料…¥500(現場徴収)。釣り台用意
東北自動車道館林ICを下りたら左折しR354を館林方面へ。6.5km先のセーブオン館林苗木町店がある信号を左折
この記事は『週刊へらニュース』2018年7月20日号に掲載された記事を再編集したものになります