色黒で見た目がグロテスクなカジカ。しかし、身はふわふわで旨味も凝縮され、驚くほどおいしい魚として各地で珍重されています。今回、そんなカジカの下処理から料理までの工程を紹介したいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
カジカは揚げ物が定番
「見た目は悪いけど味は絶品」と称される魚は数多く存在しますが、その中でもカジカは最上位の部類に入るといっても過言ではありません。身はプリプリかつふっくらして旨味も高く、火を通せば骨まで軟らかくなるので料理も手間いらず。
最近はなかなか数釣りが難しくなってしまいましたが、まとまった数が釣れた暁には是非色々な料理を試してみてください。
天ぷらやから揚げなどの揚げ物は定番料理。じっくり揚げることで骨や頭も軟らかくなります。季節の野菜と一緒にどうぞ。
カジカの素焼き
カジカを釣ったら是非作ってもらいたい一品。カジカの旨味が一番感じられる料理だと思います。特に晩秋のでっぷりした個体は脂のノリがとてもよく、それの素焼きは絶品中の絶品。
色黒なので焼き加減がわかりにくいのですが、家庭用グリルであれば弱火で10分程度が目安(炭火なら尚可)。醤油をちょっと垂らせば、素朴かつジューシーな味わいが病みつきになりますよ。
カジカ酒
のんべえにはカジカ酒も是非試していただきたいところ。素焼きにしたカジカを湯呑に入れ、そこに熱燗を注ぐだけ。カジカの出汁と日本酒のバランスが最高。これを飲むと毎度「ああ、またカジカ釣りに行きたい」って思ってしまいます。
簡単に釣れる、とは言い難いのですが、比較的安価な道具仕立てでチャレンジできるターゲット。
渓流のカジカ釣り、興味がある方は是非チャレンジしてみてください。
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>