下関漁港から出船する和福丸で落とし込み釣りを楽しんだ。食いの渋い青物に口を使わすため、号数落とした仕掛けで釣友がヒラマサを3連発させた釣行をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山本高史)
釣友が仕掛けをサイズダウン
そんな中、右舷の真ん中で釣る千田さんにはアタリがない。ベイトについて聞いてみると、毎回落とし込むとベイトが付いているが、どうも狙いのフィッシュイーターにヤル気がないようだ。
ちょうど釣り場所移動とオマツリがあったことから、千田さんが勝負に出た。18号から16号に仕掛けをチェンジし、ベイトであるイワシを多く付け、アピール度を上げる作戦のようだ。もちろん、仕掛けの号数を落とすということは、大物が掛かればテクニックを要することになる。
仕掛け変更奏功で連発
千田さんに1匹目のヒラマサがきたのは、仕掛けを16号に変更後すぐ。皆が気づいたときにはすでにファイト中であった。どうも、ヒットした瞬間サオが弧を描くように曲がり、海中にラインを持っていかれ、切れないようにリールを調整するので精一杯で声が出なかったとのこと。うまくドラグを調整して、80cm級のヒラマサを仕留めた。
それから、また千田さんにヒット。ビックファイトになっているようだ。ヒラマサ2本目は、98cmのビッグサイズ。そして3本目に80cm級を上げた。なんと立て続けに3匹のヒラマサをヒットさせた。
ベイトを多く付けアピール
ベイトの付きはいいのにフィッシュイーターの食いが悪い時は、一概には言えないが、千田さんが今回やったやり方も一つの手ではないだろうか?ベイトを多く付けてアピール度を上げ、少しでも波動を大きくしたことにヒラマサ3匹連発ということが起きたのかもしれない。
やり取りのテクニックは必要になるかと思うが、やってみるだけの価値は大きいと思う。私も、今後落とし込みでベイトの付きがよくても本命が食わないようならば、仕掛けの号数落としてみようと思う。