秋磯シーズン真っただ中の上甑島・里。まだ水温が高く、夜明け前は夏魚のシブダイを釣り、日中はイシガキダイを狙う〝リレー釣り〟が面白い。10月2日に釣行した時の様子をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
ブッコミに変更しすぐ反応
午前6時、ブッコミ釣りに変更。エサをセットしたワイヤーハリスをサルカンに装着し、ちょい投げで攻める。14mほどのタナに仕掛けを落ち着かせ、置きザオにしてアタリを待つことに。その間にカゴ釣りの道具を片付けようとクーラーに腰掛けた時、サオが一気に海面に突っ込んだ。
慌てて駆け寄ったが、すっぽ抜けによるバラシ。急いで同じタナを攻め、2回目のアタリに期待したが、今度はピクリともしない。
約45cmイシガキダイ
午前9時過ぎ、イシガキダイを諦めかけた時だった。穂先にガツガツと強いアタリ。サオをそっと持って構えた瞬間、魚が勢いよく走った。
大きくアワセを入れるとサオに乗った。魚は真下に潜り、直後には横走りすることから、本命と確信。慎重に寄せたのは45cmほどのイシガキダイだった。
2尾目を期待したものの、迎えの船が見えたところで午前11時に納竿。今回はリレー釣りが成立でき、まずまずの釣果に恵まれた。
今後の展望
現地のシブダイとイシガイダイは例年11月ごろまで釣れる。夜明けが遅くなった分、じっくり狙える時季でもある。
<松田正記/TSURINEWSライター>
藤丸
出船場所:阿久根旧港