福井・敦賀市沓のマリンサービス宗を利用し、レンタルボートでアオリイカを狙った。本命のアオリイカに、カマスやアコウのお土産もゲットした釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)
レンタルボートでアオリイカ狙い
9月26日、福井・敦賀市沓のマリンサービス宗から、レンタルボートで敦賀沖へアオリイカ釣りに出かけた。
当日早朝に釣友4人と現地集合すると、駐車場が満車状態で驚いた。レンタルボートでのアオリイカ釣りは人気があるようだ。早朝から土砂降りの雨なので、少し出船を遅らせた。午前7時30分ごろ小雨になったので、小崎キャプテンの操縦で敦賀半島の先端方面に向かう。
航程30分ほどでポイントに着いたが、風が強く釣りにならない。早朝からの大雨は徐々に収まる予報だが、やや風が強かった。そこで近場付近の風裏で魚探に濃い魚影反応を見つけた。
良型カマス入れ食い
「アジ、カマスの魚影だよ。雨がやむまでは、アジとカマスのお土産を釣ろう」と小崎キャプテンが言う。全員の意見がそろい、水深10mにオモリ15号、カマス専用のサビキ仕掛けを落とし込む。
私は胴の間からサオを出して、ベタ底で誘い上げると「ゴン、ゴン」と強烈なアタリで、サオがたたかれてうれしい。少し我慢しながら巻き上げると、さらに強い生命反応で引きがすごかった。
そして海面下から丸太い大カマスが浮上して抜き上げた。28cm前後のダブルだ。
両ミヨシの米田さん、純さんからも「俺も、俺もきたぞ」と弾んだ声が上がる。ポイントから外れると「はい、上げてください」と小崎キャプテンの声。流し釣りだからこれが繰り返され、全員がカマスの入れ食いを楽しむ。
38cm良型キジハタ登場
そんななかで純さんが「この強烈な引きはカマスではない」と言う。雨、風で船揺れが激しいが、サオの曲がりは半端なく大きい。これを見た小崎キャプテンが素早くネット入れを決めた。純さんの足元には立派な38cmの良型キジハタが横たわる。
さらに米田さんも良型キジハタを仕留め笑顔になった。私はカマス仕掛けで小アジが連発で口を使う。この元気な小アジを泳がせて高級根魚を狙う。
しかし私には残念ながら、根魚は口を使わず不発に終わった。