三重県津市に位置する阿漕浦海岸に釣行した。荒れ後で心配したが、7連8連と連掛けで釣れ、21cm頭に98匹ゲットできたので、その模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)
阿漕浦海岸で投げキス釣り
お盆が終わり、長く続いた雨も上がって強い日差しが戻ってきた。私の住む三重県でもかなりの雨が降った。雨が上がった合間を見て海の様子を見に行ったが、やはり津市近郊の砂浜は川から流出した木の枝や幹、草などたくさんのゴミが打ち上げられていた。
岸から沖を見渡すと、100m以内にもかなりのゴミが浮遊している。このような状態だが、海は濁りはあるものの思ったほど悪くない様子だった。
当日は晴れ時々曇り、午後に雷が鳴るようで、気温も若干低い。雨が続き海の状況は分からないが、午前3時に起床して釣り具を車に積み込み家を出発、三重県津市に位置する阿漕浦海岸を目指した。
1投目から5連掛け
現地には午前4時30分ごろに到着。まだ薄暗いのでゆっくりと準備を進め、5時を回ったころに砂浜に向かった。今日の釣り座は、松林寄りの工事中の矢板の端だ。駐車場の正面は海水浴場なので、早い時間だがその場所は避けたい。
砂浜にはやはりゴミが多い。それに加え、大量の魚が打ち上げられて死んでいた。原因はどうやら赤潮のようだ。やがて目的地に到着。砂浜のコンディションはあまり良くないが、釣れていたので少し期待できそうだ。早速準備に取り掛かり、ハリ数は10本でセッティングを完了した。
エサを付け、第1投は5色(1色は25m)に投入した。オモリの着水を確認し、仕掛けが絡まないように素早くイトフケを取って探り始める。サオサビキで2~3回探るとキスのアタリがサオ先に伝わってきた。春先とは違い、アタリが力強いので分かりやすい。
そのまま追い食いを狙って探り続けるとアタリが続く。キスの居場所を探るために2色残しまで探って仕掛けを回収。ゆっくり仕掛けが絡まないように回収すると、キスが5匹掛かってきた。型はそれほど大きくないが、活性は高そうだ。
追い食いで連掛け狙う
2投目は5色半へ投入。海面は風が弱いためべたナギ状態だ。探り始めてしばらくするとアタリが伝わってきた。極端に大きなアタリではないが、活性が高いのでサオ先にはっきり出る。このアタリこそキス釣りの醍醐味だ。
アタリが出たときにミチイトの色を確認すると4色半の所。1投目とあまり変わらない。少し探る速度を遅くして意識すると、すぐにアタリが出た。この時期は群れが大きいので追い食いしてくることが多い。
サオ先にアタリを感じながら探りを繰り返し、3色ほど残して仕掛けを回収するとキスが4匹掛かってきた。たくさん釣れることを想定してハリ数を増やしているので、4連では少し物足りなさを感じる。
7連8連で続々追加
3投目は少し右側へ5色半に投入し、群れが小さい気がしたので数秒だけ探りを止めてアタリをを待つと、少したってからキスのアタリ。先ほどより型が少しいい。
ハリに掛かるキスを数えながら探り、3色残して仕掛けを回収するとリールの巻き取りが重い。20cm近いキスを含めて7連で上がってきた。右側の方がいいようだ。
右狙いでキャストを繰り返し、アタリが少なくなると反対側へキャスト。左右に振り分けながらキスを追加していく。やがてキスの型が小さくなり数も減ってきた。北側の方へ移動していくが、群れは小さいようで思ったほど数が伸びない。しばらく釣り歩いた後、最初の場所に戻った。