陸っぱりからルアーでタチウオを釣る方法 何より大事なのは「レンジ」?

陸っぱりからルアーでタチウオを釣る方法 何より大事なのは「レンジ」?

海のルアー釣りデビューはタチウオがオススメ。特に「大型魚」「カッコいい魚」を釣りたい人は、ルアーで釣ることで、いっそうのハンティングゲーム的な楽しさを味わえます。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

アバター画像
井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

×閉じる

ソルトルアー ショア

秋の「タチウオゲーム」

タチウオは全国に分布する魚です。以前までは寒冷地では釣れにくいというイメージがありましたが、いいことか悪いことか、地球温暖化の影響により(?)タチウオのメインベイトであるアジやイカなどが北上しだしたことから、東北エリアでも一定の釣果があるようです。

ただタチウオはどちらかといえば内海に入りやすい魚で、大阪湾や瀬戸内海がなんといっても有名でしょう。その他、九州、日本海側では富山などが有名です。筆者のメインフィールドである大阪南港では、早ければ9月からシーズンインし、12月まで釣れます。全国的にも抜群に魚影が濃いエリアだけあり、連日人的プレッシャーがかかっている状況でも、ルアーで、エサ師と遜色せず釣れる日もあります。大阪湾の釣りデビュー志望者にはぜひこの秋、入門してほしい釣り物です。

陸っぱりからルアーでタチウオを釣る方法 何より大事なのは「レンジ」?大阪南港名物タチウオ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ちなみに沖では早ければ7月くらいからシーズンインするのですが、深いレンジをメタルで狙うという釣り方です。なかなか初心者にはとっつきにくいものがあります。やはり水温が魚の適水温に近づく秋、陸から狙うのが入門にはおすすめです。何よりこのシーズンは魚の数が多く、好奇心旺盛で警戒心が薄い小型で「練習」できることも、大きいです。

タチウオはワームで釣る

タチウオゲームですが、ルアーでやるならば、ワーム1つに絞った方がいいでしょう。メタルジグでの釣り方もあるのですが、メタルでやると途端にロストが多くなる上、夜は基本的にタチウオはメタルジグを視認できません。ワームの釣りであれば、1本のタックルで二種類の誘いを使って、夕方~夜、あるいは明け方まで狙うことができます。

陸っぱりからルアーでタチウオを釣る方法 何より大事なのは「レンジ」?メタルの釣りは2シーズン目以降で(提供:TSURINEWSライター井上海生)

タチウオゲームのタックル

タックル(釣り道具)としては、専用タックルなら次のようなものですが、その他バスロッドのMLクラスや、ライトアクションならばメバルロッドチューブラーなども使えます。ただしメバルロッドなどLTの釣りは上級者向けなので、デビューには推奨できません。

・ロッド 硬めのロッド7~8ft程度
・リール 2500番~3000番ノーマルギア
・ライン PEライン0.6号 リーダー12lb+先イト30lb程度
・リグ 7~20g程度のヘッドに90~120mmワーム

次のページで具体的な釣り方を解説!