内房上総湊では手バネを使ったマダイ釣りが根付くエリア。もちろんリールを使ったひとつテンヤ釣りも同船できる。本項では各船宿の釣況と、伝統的な手バネを使ったシャクリ釣りについて解説。
(アイキャッチ画像提供:彦次郎丸)
シャクリマダイ釣りの投入
中オモリ→テンヤの順に投入。手前マツリしないように、それぞれを離して投入するのがコツ。
シャクリマダイ釣りのタナ取り
「◯◯ヒロ」という船長の指示ダナに合わせて、海面に目印が来る位置まで、目印やイト巻きへの巻き数で計算しタナを取る。
シャクリ方
海面に竿を下げて鋭く手バネをシャクリ上げてエビが跳ねる様子を演出。基本的には10~15秒程度の間隔で、強さや幅など、いろいろと試してみるといい。
シャクリマダイのアタリ~アワセ
アタリは比較的明確。違和感があればアワせてみよう。それがいい誘いになることもある。
アワセは図を参照に慌てずに確実に行う。事前に練習しておくといい。
ハリ掛かりしたら落ち着いてミチイトをたぐってやり取りする。急に走るような場合は手の中のミチイトを滑らせてイトを送って無理せずに距離を詰めていく。
一気に走られるような大物の場合は、イト巻きからイトを送り出すのが間に合わない場合、尻手ロープを手バネに付けて海中へ入れて引き続きやりとりすることもある。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>