兵庫県の北部を流れる矢田川水系の湯舟川でアユのトモ釣りを楽しんできた。前評判通りよく釣れ、楽しい一日となったので、その模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森雨魚)
上流の専用区へ移動
上流部のサオ釣り専用区では、上流に4人、下流に2人の釣り人が陣取り、割って入る余地はない。仕方なく釣り人が移動するまで待ち、ようやく最下流部の瀬のポイントが空いたところで、上流の釣り人に一声かけてサオを出させて頂いた。
釣り荒れたこのフィールドでどう攻略するか迷いつつ、試行錯誤しながら、「このポイントは、やってないだろう?」と思われるサオ抜けポイントに絞り込み、ちょいオモリをつけて対岸の強い流れ込みにズーム機能をフルに使ってオトリをねじ込むと、やる気アユが飛びついてきた。とにかく1匹確保。22cmサイズ型もよくと、ほっと一息。
引き止めてアタリ待ち良型9匹
掛かりアユを対岸の流れの流心で止めてアタリを待や否や、いきなりの「ゴン、ギューン!」の鮮明なアタリ。「どうなってるの?」。ラッキーな1匹ヒットからリズムをつかんで、引き止めてじっくりとアタリを待つ作戦で、1.5時間ほどで20cmサイズを9匹キープすることができた。
やはり、やってはみるもの。やってみてよかった。アユが居てくれてよかったと、有終の美を飾ることができた釣り日和のいい1日だった。
今、矢田川中下流部では、天然遡上の25cmアップのアユが釣れている様子。今後、上流も網漁がスタートするが、数か所あるサオ釣り専用区では、まだまだアユがいっぱいいる。今後の釣行が楽しみだ。
<森雨魚/TSURINEWSライター>
湯舟川