京都・京丹後市網野町の浅茂川港から出船している光進丸では例年5～11月ごろ、生きエサの泳がせでアコウやアオハタなどの高級根魚を中心にヒラメやマトウダイ、ソイなどのうれしいお土産を釣ることができる。
TSURINEWS編集部
午前中でアコウがツ抜け
この日の乗船者は、川西市の戸田興三さんと豊中市の釣船靖広さんで、2人は釣友同士。2人のタックルはサオ2.5m前後に電動リール、胴つき2本バリでオモリは60～70号。
タックル図。午前6時ごろに船の前に集まり、出船は6時30分。ポイントは港から20分ほどの間人沖だ。
この時期は水深20～50mの浅場を狙い、アコウを数狙っていく。今回使用するエサは10cm前後のサバ、イワシだ。
2人はトモに陣取り、右舷に釣船さん、左舷に戸田さんが座った。最初のポイントは水深35m。
早速、釣船さんにヒット！上がってきたのはなんと45cm級の丸々とした良型アコウ。釣船さんは立て続けに40cm近いサイズもヒットさせ、あっという間に2匹をキャッチ。さらに25cm前後のアカメバルも釣り上げていた。
両型のアコウだ！戸田さんにもアタリがあり、こちらは30cm級。「小っちゃいから写真は撮らんでええよ」と照れながらも、ポンポンポンとリズミカルに同型を3匹釣り上げていた。
2人とも電動リールで楽チンに巻き上げていたが、浅場狙いの間（だいたい8月いっぱいまで）は手巻きでも楽しめそうだ。
泳がせの根魚五目だが、釣り時間はだいたい午前6時30分～午後2時（出船時間は日によって前後）。その間、時間帯にかかわらずコンスタントに釣果が上がってくるというのだが、この日は10時ごろまでにヒットが集中。
ヒット連発！9時ごろにアコウの入れ食い、それからガシラ15～25cm前後の連発もありながら、この食いが立っている間に2人ともアコウの2ケタ超えを達成していた。
午後は潮動かずもアタリは頻繁に
昼前～納竿の午後2時には潮があまり動かなくなったためか、魚の食いが落ち着いた。
しかしアコウはポツリポツリと上がり、ガシラもコンスタントに交じりつつ、時にはアヤメカサゴ、マトウダイがヒットすることもあった。
マトウダイもお目見え。釣果は、2人でアコウ25～45cm前後を40匹ほど、ガシラは15～25cm前後を30匹ほど、他にアカメバルやマトウダイなどといった具合。
はたから見ると十分過ぎる釣果だったが、
船長いわく
「潮がもっと流れていればさらに釣れた」
乗船の2人からは
「今日の生きエサはやや小さかったからアコウも30cm級の小型が多かった。もう少し大きければサイズもよくなっていただろう」とのこと。
どうやら、間人沖の泳がせ釣りはまだまだポテンシャルを秘めているようだ。
当日の釣果！
