今さら聞けないフカセクロダイ釣り:代表的なハリス号数と使い分け術

今さら聞けないフカセクロダイ釣り:代表的なハリス号数と使い分け術

フカセクロダイ釣りのハリスで多く使われる号数は、1.2~1.75号。今回は各号数の特徴とキホン的な使い分け方を解説します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

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Shunichi_Sugimoto

静岡在住の釣り好きです。季節ごとその時に釣れているターゲットを狙って一年中釣りを楽しんでいます。解説記事をメインに釣果レシピや釣行記も執筆中。

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フカセクロダイ釣りのハリス

クロダイ狙いのフカセ釣りでは1.2~1.75号を基本に細い号数のハリスを使用します。大型のクロダイは50cmを超えますが、見た目の割に神経質で警戒心が高い一面も。そのため、太い号数のハリスを使用すると違和感で見切られてしまうことがあります。

厳寒期や乗っ込みの初期は、低水温の影響もあり食い渋りが発生しやすく、状況を打破するためにはできるだけ細い号数のハリスを使用することも重要です。クロダイ狙いで細いハリスが使用できる理由として使用するロッドの特性が挙げられます。

今さら聞けないフカセクロダイ釣り:代表的なハリス号数と使い分け術細いハリスを使う(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

クロダイ狙いでは0号から1号前後のチヌ竿が使用されますが、軟らかいチヌ竿なら細い号数のハリスでやり取りをしても、ロッドの曲がりがショックを吸収してくれるので切られずにキャッチ出来るのです。

号数別に解説

クロダイ狙いで基本となるハリスの号数を解説します。

今さら聞けないフカセクロダイ釣り:代表的なハリス号数と使い分け術号数別に使い分けよう(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

1.2号

食いが極端に渋い状況下で使用する号数です。障害物が少ない釣り場や常に釣り人が入っているようなプレッシャーが高い場所でも効果を発揮します。

ただし、細いラインなので強引なやり取りは禁物です。厳しい状況でも貴重な一枚を引き出してくれることもあるので、筆者は切り札として常に1.2号のハリスをウェアの中に忍ばせています。

1.5号

クロダイ狙いでは基本となる号数で、食い込みやすさと強度のバランスが良いことが特徴です。通常はこの号数を結んでおけば間違いないでしょう。大型のクロダイも難なくキャッチ可能な強さがあるので、多くの状況下で活躍してくれます。

1.75号

狙うポイントの周辺に根や障害物がある場合や足元にスリットがある堤防、波止のほかテトラ帯で使用する号数です。強度とパワーがあるので、障害物への突進を止める多少強引なやり取りにも対応します。大型が釣れやすい場所でも安心してやり取りができることも魅力です。

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