ウキ回収パラソルを使ったのに回収できずになくしてしまったウキ、ありませんか?今回はそんな「ウキ回収パラソル」をちょっとカスタムしてより使いや数する方法を紹介します。目指せ回収率100%!
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター濱堀秀規)
ウキ回収器のカスタム
3に関しては、今回のカスタムでは改善できない。自分が使うウキの大きさなどを考えながら、選ぶのがいいだろう。
今回紹介するのは、1と2を改善する市販品のカスタム方法だ。カスタムに必要な特別な材料はなく、すべて釣具店で準備できる。加工に必要な工具も特にない。誰でもできるのである。
カスタムに必要な材料と、それぞれの使い方を紹介しよう。
1.ウキ回収器本体
オレンジ色を長く使っていたが、最近は白色も市販されており、天候によって白色の方が見やすい時もある。ウキの場合に、晴天では、オレンジが見やすかったり、曇りなどの天候では、黄色が見やすかったりするのと同じである。こだわらなければ、どちらでもいいと思うが、自分が見やすい方を常に携帯するといいだろう。
2.スーパーボール
今でも、磯から超遠投でイサキを狙うときは、ウキのかわりに使っている、ビンビンボールである。スーパーボールとも呼ばれており、コンクリートの上で弾くと、すごい反動で舞い上がるあの、ゴムみたいなボールのことである。
釣具店で市販されているモノは、中心に穴が開いており、ウキ回収器の中心から伸びている棒に、丁度差し込むことができる穴の大きさになっている。買ってきて差し込むだけだ。色も、昔はオレンジ色だったのだが、今は、白が見やすいとのことで、聡明に近い白色のビンビンボールも販売されている。
なぜ、このビンビンボールを使うのかというと、自重を増すことによって、飛距離が伸びるからである。重くなると風に負けないで、遠くまでまっすぐ飛ばすことができる。それからこれ自体の浮力はウキとほぼ同じなので、ほとんど沈んで少しだけ浮くから、浮力の面からも丁度いいのである。
3.大きめのスナップサルカン
イトを通しやすいように、穴の大きめのスナップサルカン。回収器のイトを通す穴は小さくて見にくい。そこで、イトを通すところを、大きな穴にかえるための道具である。
もしくは、「速パラ」という商品名で販売されている道具を、回収器の穴にセットしておくことである。この道具の使い方は、ミチイトを引っ掛けて、ぐるぐる4回以上回すだけで、素早くイトを結ぶのと同じように固定できる優れものである。
4.小型収納用バッカン
そのほかあれば便利なのが、シャクたてかなにかにするための筒状の小型バッカンだ。収納容器があれば、傘が開かず、折れたりすることがなくて、決まった場所に置いておくことができる。
携帯場所
道具が準備できたからといっても、安心はできない。まずは保管場用が大事である。「えーと、確か、ウキ回収器を持っているんだけど、どこにやったかなあ」と道具箱や、クーラーの中をごそごそと探している間に、回収できないところに流れて行ってしまう失態をなくすことが大事である。
言うまでもなく、ウキが切れたときに素早く取り出せる場所を選ぶことである。友人は、餌バッカンサイドポケットに差し込んでいる。私は、竿袋の水に濡れていい方のサイドポケットに収納している。4っ折り玉網や、えさまぜ用道具や、アイゴばさみや、予備のナイフと一緒にサオケースのサイドの部屋に保管している。