ハゼの湧き具合を確認しに、和歌山市内を流れる紀ノ川に釣行。30分のサオ出しだったが、小型のデキハゼの姿が確認でき、2年魚の良型も出た釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)
紀ノ川でハゼミャク釣り
早くも初夏を思わせるような暖かい日が多くなってきた。それとともに水温も上昇し、和歌山市周辺では、キスの釣果が聞かれるようになった。筆者もチョイ投げでキスの釣果を確認しており、続いてハゼの動きも気になるところだ。
そこで今年のハゼのわき具合を調べてみようと思い、5月31日、難しさを承知で午前11時半から約30分間、ミャク釣りで試釣した。
当日のタックル
この時期、早春にふ化したハゼはまだ5~6cmと小型で、本気で釣るなら小バリが適切である。実際関東でもハゼ釣りの初期にはおかっぱりで袖3~4号くらいを使ったりするが、和歌山は暖地であり数は少ないものの2年魚が結構動き始める。少しスリムな魚体ながら、15cmを越えるものもくることを考え、ハリはあえてキスバリの9号、ハリスの間隔は20cmとした。
サオはサクラの特選水郷小継の4.5m、ミチイトはフロロ1号をサオ1本分とり、ハゼテンビンに2号オモリを付けた。仕掛けはハゼテンビンのハリス止めに直結。
右岸の南海電車鉄橋上流へ
右岸の南海電車鉄橋の上流側の浜に入り、仕掛けを振り込む。今年の初釣行であるが以前レポートした改造クリールを使用。これならクリールとサオ1本に道具をまとめられ、軽量なので肩からかついだまま釣りが可能、釣り座の移動も楽だ。
ハゼはまだ小型であり、コツコツした魚信を伝えてくるもののなかなかハリ掛かりしない。超ゆっくりさびいて仕掛けを足元まで寄せると、抜き上げるときにポロっとハリ外れするような状況である。ハリが大きすぎるのは充分承知している。それでも何とか3匹ほど6~7cmのものを取り込む。
以前のレポートでも紹介したが、仕掛けを追って、じわじわ接近してくるハゼの習性が手に取るようにわかり、非常に面白い。