三重県津市の香良洲海岸や阿漕浦海岸で順調にキスの釣果が伸びている。けれどもう1カ所、昨年非常に良かった海岸がある。津市の町屋海岸だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)
町屋海岸で投げ釣り
比較的遠浅で起伏に飛んだ海岸ではないが、キスの魚影が非常に濃く、釣行するたびに束釣りを味わった。この町屋海岸でも釣れ始めたと釣友に教えてもらったので、5月15日に釣行してみた。
潮は中潮、満潮が午前7時6分、干潮が午後1時55分、満潮から下げにかけての釣行となり、悪くない気がする。気になるのは天気。東南東の風5~6mとかなり強い。海岸は東に面しているので、正面から風を受け荒れることが予想される。
水深があれば多少の風でもキスは底近くにいるので釣れるが、水深が浅いため沖に出てしまうかもしれない。午前中の早い時間帯が勝負となる。
開始まもなく良型本命2連
午前5時30分ごろに到着。ルアーマンがかなり入っている。攻めようと思っていた駐車場正面にも先客のルアーマンがいたので、右側の通称一本松と呼ばれている方へ向かい、カルバートから100mほど行った所でキャストすることにした。
1投目は5色半(1色は25m)へ投入。オモリの着水を確認し、イトフケを取ってゆっくり探っていくがアタリが出ない。3色残して回収すると、掛かっていたのはハゼとコッパガレイだ。
2投目は正面6色弱に投入するがアタリなし。3投は少し左6色に投入、探り始めると数回でアタリが出た。やっとだ。このまま連掛けを狙って探り続けると、追加らしきアタリが出た。ちょっと期待しながら4色残して回収すると、少し型のいいキスの2連だった。
小さい群れ探して追釣
右、中央、左と少し角度を付けてキャストした結果、左寄りにキスがいるような気がする。次は少し左寄りにキャスト、隣人の迷惑になるので、コントロール重視で6色へ投入。探りを繰り返していると、5色に入る手前でアタリが出た。はっきりキスと分かるアタリだ。本来の力強い引きではないがサオ先にしっかり伝わる。3色半残して回収すると、小ぶりのキスが3匹掛かってきた。
相変わらず外道のメゴチ、ハゼ、コッパガレイが付いてくる。この時期はどうしても外道が多くなる。キスは若干左寄りにいるようなので、そちらを中心にキャストを繰り返して追加した。
駐車場の正面が気になっていたので、ルアーマンがいなくなるまで釣り座は動かず左右に釣り分けていたが、午前8時ごろから東南東の風が徐々に強くなってきた。沖は少し波気もある。キスの群れは小さいようで、3連程度しかできていない。