マニアックな『ジグヘッド』の話:TG(タングステン)製ヘッドは革命?

マニアックな『ジグヘッド』の話:TG(タングステン)製ヘッドは革命?

ライトゲーム界にタングステンのジグヘッドが現れた。この新製品のもたらした革命はあまりに大きい。素晴らしい発明品TG製ジグヘッドについて、徹底してその魅力を紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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「沈みすぎる」のが欠点

TG製ヘッドの長所について解説してきた。しかし、欠点もある。「よく飛ぶ」点では、ちょっと加減を間違えると飛びすぎて何かに引っ掛ける可能性があり、特に「よく沈む」、これは注意が必要である。

ヘッドが沈みやすいのは難しい部分ともなる。比重で単純に考えれば1.7倍近いフォールスピードになるはずで、たとえば従来のナマリヘッドだと5のレンジにカウントダウンするところが、TG製ヘッドをつけていると実際には8.5カウントのレンジが入る。

マニアックな『ジグヘッド』の話:TG(タングステン)製ヘッドは革命?製品特性の記されたTG製ヘッドの裏書(提供:TSURINEWSライター井上海生)

大体3.5カウント早く沈むものと考えて、0.8gのTG製ヘッドなら、水深5m程度のベタ凪ぎ海、表層ならば2カウント、中層ならば7カウント、ボトム上ならば10カウント、これくらいが基準となる(あくまでも私の1カウントが基準です)。根掛かりを考えると、岩礁帯など根が荒い場所ではなかなか使いにくいヘッドともいえる。

今後のTG製ヘッドに望むこと

筆者が2020~2021の釣りで開眼させられるようにさえ感じたのが、このTG製ヘッドだった。特に豆アジの拾いやすさは格別で、こちらのやり方次第で、専用ヘッド以上の潜在性を感じる。何せナマリ部分が小さいことで、障害感なくアジの口に吸い込まれるのだろう。これはいい。

今後のTG製ヘッドには、もう少しウェイトの軽いものを求めたい。0.1~0.3gくらいの軽さで安定して運用できるヘッドがあれば、シャローしかないエリアのライトゲームで確実に釣果が上がる。

マニアックな『ジグヘッド』の話:TG(タングステン)製ヘッドは革命?TG製ヘッドで釣ったアジ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

<井上海生/TSURINEWSライター>