少しハードルが高い印象があるコマセマダイだが、多くの人が夢中になる魅力があるのも確か。その釣法をシンプルに紹介しよう。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・大谷俊夫)
釣果へのちょいテク
ここで釣果につながるちょいテクを紹介。
ハリスのガン玉
オキアミを海に落としてみると分かるが、沈下速度はきわめて遅い。ハリが付いていても遅め。コマセに寄ったマダイにタイミングよく食わせるために、ハリスにガン玉を付けて沈下速度を早めるのが有効だ。一方で、ストンと落ちるので悪目立ちすることがある。速く落ちるエサをマダイが警戒しているようなら外してしまおう。
落とし込み
マダイは上方を見て、落ちてくるエサを捕食する。なかなか食わない場合は、少しずつイトを出したり竿先を海面に向けたりして、エサをスーっと落としてみるといい。マダイが「気が付かなかったけど、エサがあるじゃん」と食いにくることがある。当日は
1.ビシをセット
2.30~60秒仕掛けをなじませる
3.1mずつ落として様子を見る
で食わせる場面があった。
不利な潮上の攻略法
コマセに突っ込んできたマダイを釣るので、釣り座によって有利と不利が生じる。潮の流れに対して上流が不利、下流が有利だ。船中でまかれたコマセが下流に流されてくるのが原因だ。しかし、運悪く自分が潮上になってしまうことがある。その場合、どう対処すればいいか。
1.1~2m仕掛けを伸ばす
2.コンパクトにコマセをまく
こうすることで、自分だけのポイントを発生させることができる。もしかしたら、はぐれたマダイがこちらに突っ込んで来るかもしれない。その可能性に期待するのだ。
<大谷俊夫/TSURINEWS編集部>