『オフショアサクラマスジギング』のキホン:PEラインの太さと特徴

『オフショアサクラマスジギング』のキホン:PEラインの太さと特徴

オフショアサクラマスジギングで使用されるメインの糸はPEラインです。ここではPEラインの特性やリーダーの必要性を紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)

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堀籠賢志

フライフィッシング、バス、シーバス、鮎釣りなど様々な釣りを経験。現在はジギングとイカ釣りを広く楽しんでいます。東北地方の面白い釣りを紹介する事で震災復興に繋げたいという熱い気持ちで活動中。

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オフショア ソルトルアー

PEラインの特性

PEラインのPEとは、ポリエチレンの略称です。炭素と水素の高分子化合物であるPEを繊維状にした物を編んで作ったものがPEラインです。

PE(ポリエチレン)の特性としては、

・耐熱性が低い→70~90度で溶融する。
・比重は小さい→比重0.95~0.97。水は1ですので水に浮きます。
・吸水率は低い→吸水率0.01%。吸水劣化は少ない。

こういった特性がPEにはあります。

釣りのラインとしてみた場合、熱に弱く、水に浮き、吸水劣化しない、高分子なので表面がツルツルしていて滑り易いなどの特徴があります。ツルツルしているために釣りに付き物の結束部分は締まりにくいので、強度が出ないこともデメリットです。

他の素材のラインと比較して、同じ太さなら強度はPEラインが1番強いです。また、PEラインは伸び難くく、伸度は5%以下。そして、モノフィラメントラインと比較して、複数の繊維を編んで作るPEラインは製造コストが掛かるので、価格は高めです。とはいえ劣化は少ないので、長い目で見ればコストパフォーマンスはいいです。

サクラマスジギングのPEライン

PEラインは号数で規格製造されています。サクラマスジギングに使いやすい号数は1~1.5号がオススメです。ラインの強度的には、0.8号、0.6号でも魚の引きでラインが破断することはないと思いますが、ジギングでの使用なら、ラインの絡み、使用に伴う結び目の劣化などを考慮すべきです。

そのうえでラインの号数を選択するなら、1~1.5号のサイズが使いやすいと思います。1号の太さなら、直線強度は16lb程度ありますので、強度的にも問題ありません。

また、サクラマスジギングでは中層を釣ることが多いので、PEラインは10m毎に色分けされた物をオススメします。そして、リールに収納するPEラインの長さは、少なくとも300mは巻いておくことをおすすめします。

『オフショアサクラマスジギング』のキホン:PEラインの太さと特徴リールには300mは巻いておこう(提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)

カラーマーキング

PEラインの色分けは5色のカラーで10m毎に色分けされたモノをおすすめします。この色分けされたカラーを確認することで、自分のジグが今何mにあるのか把握することができます。ジグを投入してリールから放出されるラインカラーを数えて行けば、ジグが水深何mまで沈んだのか確認できるわけです。

先頭から数えて5色目のラインがリールから放出された時点で、ジグは50mの水深にあることになります。60mなら6色目のカラーマーキングが全てリールから放出されれば60mとなるのですが、常にカラーマーキングを数えていたのではどうしても釣りに集中できなくなりますよね?しかし、60m以降はカラーマーキングの数を数える必要はありません。

カラーマーキングが5色の色分けで、例えば赤、黄色、青、緑、白の順番でPEラインが色分けされているとすれば、赤、黄色、青、緑、白、赤までリールから放出されれば60mなので、スタートが赤のカラーマーキングだとすれば、次の赤のカラーマーキングが出れば60mとなる訳です。70mなら黄色の2回目、80mなら青のマーキングの2回目となります。

投入時から一色ずつカラーマーキングを数える必要はなくなりますね。

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