初夏にシーズンインするハゼ釣りは、釣果確実で釣り入門にぴったり。東京都心のデキハゼ釣りおすすめポイント4選を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター菊池英則)
江戸川放水路
江戸川放水路は、江戸川という名前ですが、上流に河口堰があって普段は海水がたまっているので、事実上、東京湾の入り江になっています。
ボートで狙うハゼのメッカとして知られており、束(100尾)単位の釣果が出ることも珍しくありません。近年は、ボートより安い値段で船宿の桟橋を開放するお店も増えており、青イソメを現地で調達できるほか、貸し竿もあるので手軽に楽しめます。
潮の満ち引きでかなり水深がかわるポイントなので、ハゼがいる場所を探しながら、浅場、深場と移動することが釣果を伸ばすカギになります。
どうしても、料金を払いたくない方は、川岸から長い竿で狙うのもオススメです。潮次第で長靴で手軽に狙えるほか、ウェーダーで立ちこんで本格的に狙う釣り人もいるようです。
地下鉄東西線「妙典」もしくは「原木中山」駅より徒歩
江戸川放水路
大井ふ頭中央海浜公園「なぎさの森」
京浜地区のハゼ釣り場の中で最も有名な「なぎさの森」。しおじ磯、夕やけなぎさ、はぜつき磯というエリアで構成されており、デキハゼ狙いでは「夕やけなぎさ」に立ち込んで釣るのが最も確実。5月終わりから無数のデキハゼが群れており、ハリはソデ2号程度のサイズからスタートします。
なぎさは遠浅なため、かなり沖まで立ち込めますが、岩や牡蛎殼でケガをする恐れがあるので、長靴やウェーダーを着用するといいでしょう。
東京モノレール「大井競馬場前」より徒歩。もしくは品川駅東口から都営バス「八潮南」下車。
大井ふ頭中央海浜公園「なぎさの森」
カニやエビのゲストも美味しい
参考ですが、ハゼが好む汽水域はエビ類やカニ類といった干潟に棲む生き物の宝庫で、ゲストとして釣れることもあります。中でも東京湾からの水路に多く見られる、テナガエビとガザミ(ワタリガニ)は、よくヒットします。根掛かりかと思って竿を上げた時に、動かせる重みを感じたら、慎重に取り込みましょう。ゲストが掛かっているかもしれません。
最後に、美味しいゲストの調理方法。エビはハゼといっしょに唐揚げにすると香ばしく食べられます。ガザミは塩を入れた鍋で、沸騰してから15分ほど茹でて、味わうことができます。
これからトップシーズンを迎える東京都心のデキハゼ。釣りデビューに最適なので、一度ファミリーで出かけてみてはいかがでしょうか。
<菊池英則/TSURINEWSライター>