ルアーロッドにはサオの仕様を示すアルファベット表記がいろいろある。このへんは本当に複雑である。今回はロッドの調子などの関連用語を解説しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
アクションのアルファベット表記
ルアーロッドには、その調子で、その釣り物に対して適した「アクション」をつけて釣りをする。その上で、以下のような「アクション」の表記があるので、これも覚えておこう。
H(ヘビー)
海では青物狙いのロッド、その他重いルアーを使うバスロッドに多い。
MH(ミディアムヘビー)
これも青物狙いなどで、巻物系なども織りまぜるときに使う硬めのアクション。
M(ミディアム)
遠投するシーバスロッドや、磯でのヒラスズキ狙いなどに多いアクション。主にハードルアーを使うロッドの仕様。堤防から40g程度までのメタルジグを投げられるものもある。
ML(ミディアムライト)
港湾周りのシーバス、チニングなどに使用することの多い、ワーミングからプラッギングまでそつなくこなせる、割合汎用性の高いアクション。
L(ライト)
ライトゲームや、フィネスなバスロッドなどに多いアクション。ややルアーウェイトが重めで、強めのアクションが入れられる。
UL(ウルトラライト)
1g程度の軽量リグもこなせる、アジングロッド、メバルロッドに多いアクション。
その他のアルファベット表記
最後に、穂先の構造や仕様を表すアルファベットについて紹介する。
S(ソリッド)
サオ先の仕様で、中身が詰まった構造になっているもの。魚の乗せが良い特徴がある。
T(チューブラー)
サオ先の仕様で、中身が中空構造になったもの。反響感度が高い特徴がある。
HS(ハイレスポンスソリッド)
軟らかいソリッドティップでは若干ぼやけがちになる魚のアタリを、穂先をやや高反発にして、高い感度を実現した仕様。特に近年のアジングロッド、メバリングロッドに多い。
特性を理解して最適な一本を
以上、ルアーロッドの特性を示すアルファベット表記をカタカナ語に紐解いて解説してきた。これが、みなさまの釣りのための「最適な一本」を選ぶ助けとなれば幸いである。
<井上海生/TSURINEWSライター>