志摩沖の「トンギジ」が爆釣中との情報を耳にし、未経験ながら情報を頼りに道具を準備して釣行。望外のキハダを仕留めることができたので、その模様をリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山本良次)
幸徳丸で初トンジギに挑戦
当日は石鏡港から出船する幸徳丸に乗り込みました。乗船後に周りを見ると8名乗船で全員完璧な電動リールタックル……この中で手巻きで竿を出す勇気もなく、また周りから見劣りする中で皆さんより見た目も小ぶりなプレイズ1000番で遠慮がちに釣り開始。
しかし意外に意外でほとんどの同船客が初トンジギのようで、皆さんシャクリがぎこちない!?私も少し安心しながらシャクリ続けていましたが、残念ながら全員がモーニングサービスにはありつけませんでした。
3時間ほど経過したころ、隣の方に2連続のアタリが。両方とも7kg前後のビンチョウマグロでした。そうなると船内はドヨメキたちます。私も期待の中で体力が奪われながらシャクり続けました。しかし連鎖のアタリはこずに、厳しい釣行になりそうな予感が……。
まさかのキハダマグロヒット
午前10時くらいだったでしょうか……大きなアタリと共に強い引きが!心の中では「きた~!」と叫びながらも引きの強さに翻弄されて、電動リールとの引っ張り合いです。これが20分ほど続き……電動リールも焼けた臭いがし始め、殉職かと思われたころに海面10mまで引き寄せられました。
あとは手巻きでと船長にも応援されながらなんとか船上へと引き上げたら、何と14kg(110cm)のキハダマグロでした!!「そりゃー上がってこんわ」との船上での声掛けにも、私は疲れ果てて初マグロの喜びも感じる気力もありませんでした。私の初トンジギで初の獲物は、このキハダマグロ1本に終わりました。狙った獲物ではなかったですが……でも率直に喜びマックスです!!
初心者もマグロに挑戦を!
昔から「いつかはマグロを!!」と思い続けていましたが……釣りの中でのマグロはハードルが高く感じていたために中々踏み出せませんでした。しかし今までの防波堤から近郊での船釣りといった様々な釣行の経験が自分への自信を生み出し、また「トンジギ」という初心者にも手頃なマグロ釣りがあることを知り、今回は釣行することが出来ました。
その上で更なる高みのキハダマグロを幸運ながらゲットすることが出来ましたので……この先々も自分自身の中でレベルアップした釣行を続けていける希望にもなりました。
皆さんに今伝えたいのは、「トンジギは初心者でも手頃で簡単に強い引きを楽しめますよ~」です。私みたいに躊躇することなくバンバン釣行してみて下さいね!!
<山本良次/TSURINEWSライター>