「貸しボート」で狙うアカハタ釣りのススメ 事前の海図チェックが重要

「貸しボート」で狙うアカハタ釣りのススメ 事前の海図チェックが重要

近年アカハタが生息域を広げ、関東でも釣れるようになり、首都圏からアクセスしやすい磯やボート釣りで狙えるようになった。今回は貸しボートでのアカハタ攻略法を解説。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山下洋太)

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山下洋太

フィールドは三浦半島及び伊豆半島の地磯。ターゲットはロックフィッシュ。年間釣行回数は300回以上。

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アカハタの特徴

アカハタは岩礁帯にいて、甲殻類やベイトフィッシュを捕食する魚である。赤く見た目が綺麗なハタで、赤い宝石と呼ぶアングラーも多い。

「貸しボート」で狙うアカハタ釣りのススメ 事前の海図チェックが重要近年人気のターゲットであるアカハタ(提供:TSURINEWSライター山下洋太)

淡白な白身魚だが大型になると脂が乗っている個体も多く、中華蒸し、しゃぶしゃぶ、煮付けなどどんな料理にしても美味く、近年人気のターゲットだ。

貸しボートでの釣り

貸しボートには、手漕ぎボートと船外機付きのボートがある。どちらにも共通していることは、ポイントは自ら見つけなければならない点だ。船外機付きのボートを借りた場合、魚探がついていることがあるが、手漕ぎボートだと付いていない場合がほとんどだろう。そのためポイント選びには苦戦することが多い。

「貸しボート」で狙うアカハタ釣りのススメ 事前の海図チェックが重要ポイント選びが重要(提供:TSURINEWSライター山下洋太)

しかし、昨年貸しボートで15回ほどアカハタを狙ったが、毎回3~5匹釣れていたため、ポイント選びをしっかり行えば、ビギナーの方でも楽しむことができる。また様々なゲスト魚が釣れることが多く、魚を持ち帰るアングラーには嬉しい釣りになるだろう。

アカハタポイントの探し方

貸しボート釣りで1番重要になることは、ポイント選定である。先ほど述べたように、貸しボートでは魚探がついていない場合もあり、初めて行く場所では特にポイント選びに苦戦することが多い。

貸しボートではどこまで沖に出ていいかなど行動できる範囲がお店により決まっており、その範囲内にアカハタがいそうなポイントがあるか見極めないと、釣りに行ったはいいがアカハタが狙えない……なんてこともある。

アカハタが釣れているかどうかお店に電話して確認するのが確実だが、貸しボートからハタ類を狙っている人が少ないためか、なかなか情報を得られないことが多い印象だ。

そのような時には、海図を見てポイントを探すことが有効だ。海図は水深、根や魚礁の位置を確認することができ、ポイント選びには非常に有効だ。近年携帯のアプリでも海図があるため、ダウンロードすると貸しボート釣りのみでなく、オカッパリにおいても有効なため非常にオススメだ。

アカハタ狙いにおいては、とにかく根や魚礁などの障害物が豊富なポイントを海図で見つけ出すことが重要である。そのようなポイントを海図で見つけ、ポイントの近くに貸しボート屋があるかどうか探すと釣果に恵まれることが多い。アカハタ狙いにおいては、有効なポイントの選び方である。

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アカハタ釣りのタックル

アカハタの釣り方としては、エサ釣りとルアー釣りがある。それぞれのタックルについて解説する。

エサ釣り

ロッドはバスロッドや一つテンヤ真鯛専用ロッドなどが流用できる。リールはC3000番辺りが使いやすい。ラインはPEライン1.2~1.5号に、リーダーはフロロカーボンライン5号を1ヒロから2ヒロ取る。

仕掛けは、中通しのナツメオモリと、丸セイゴ16号前後を使用した遊動式を使用する。ナツメオモリと針の結び目の間にビーズを入れると、オモリが直に結び目に当たらなくなり、ラインブレイクを軽減できる。オモリの重さは水深と流れの速さで調整する。水深15mくらいのところでは、3~8号を使用することが多い。

「貸しボート」で狙うアカハタ釣りのススメ 事前の海図チェックが重要遊動式仕掛け(提供:TSURINEWSライター山下洋太)

エサはサバの切り身を使用する。エサは針にちょん掛けで良い。

ルアー

ルアーで狙う場合は、ハタ専用ロッドか張りが強くルアーの操作がしやすいMHクラスのバスロッドを使用する。リールはスピニングであればC3000番を、ベイトリールであれば150番程度を使用する。PEラインは1.2~1.5号、リーダーは20lbのフロロカーボンラインを使用する。

「貸しボート」で狙うアカハタ釣りのススメ 事前の海図チェックが重要ベイトリールなら150番程度を用意(提供:TSURINEWSライター山下洋太)

リグはテキサスリグやフリーリグなど、通常のハタゲームに使用するものを選ぶ。ワームはグラブ系、クロー系などが有効だ。

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