3月13日、愛知県一宮市にあるニジマスの管理釣り場「北方川釣り体験場」を訪れた。雨と濁りのコンディションだったが、ニジマス20尾超を釣り上げた釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 五井貴矢)
北方川釣り体験場へ釣行
午前8時にスタートフィッシング。当日は雨天のため、人が少なく人為的プレッシャーが少ない。こういった状況では、ニジマスがスレるスピードが遅くなり、警戒心の強い大型のヒット率も上がるので楽しみだ。
ただし、ハードルがひとつ。それは、昨夜の強い雨により、流れ込んだ泥水が、十数m先までの川面を強く濁らせていたこと。このため、川底の形状や魚の追尾状況を視覚で確認できない。
それでも、これぐらいハンディがあったほうが、ゲームフィッシング本来の面白さが楽しめると、ポジティブに受け止めた。
赤金カラーのクランクに1匹目
まずは、サーチベイトの赤金カラーのクランクで様子を見る。十数m以上先の笹濁りした水域では、ライズやバイトがあるが、濁りが強い手前の水域は皆無。
クランクの飛距離からすると、2mも引けば濁りの強い水域に突入してしまう。ゆっくり潜行させていては、有効レンジを長く攻められない。そこで、着水後に勢いをつけてロッドを押し下げ、クランクを一気に潜らせて有効レンジを引く距離をかせいだ。
これが奏功し、周囲に先んじてヒットを得ることができた。
隣の釣り人に45cmの良型
こうして2~3匹キャッチしたところで、隣のネット際にいた人にビッグヒット。鋭いドラグ音をくり返し奏でたあと、ネットに収まったのは45cmほどのニジマス。ボトムスレスレでヒットしたとのことだった。
スプーンで連続キャッチ
その後、私はルアーをスプーンに変更。向かい風と、拡大していく濁りの向こうに届くよう、飛距離の出る2.5gを選択した。
ライズしている水域は対岸付近のシャロー。2.5gのスプーンでは、すぐにボトムを擦ってしまう。そこで、スプーンがシャローを通過しているうちはロッドを立て、沈みすぎないようにした。
するとこれが奏功し、連続でキャッチ。ロッドを立てているため、ラインがたるみ、アタリを取りにくいが、魚がルアーをくわえるとモサ~と抵抗を感じる。この感触やラインの動きを頼りに巻きアワセでフッキングし、ヒットさせていった。