1~3g、もしくは5g程度のマイクロメタルルアーが、近年ライトゲーム界にキテいる。筆者も昨年くらいから本格的に使い始め、ハマってしまった。その魅力について紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
形状&スイミング
マイクロメタルルアーには、いくつかアクションの違いがある。主な3つは次の通りだ。
マニュアル操作タイプ
一般的にメタルジグというと、このマニュアル操作タイプとなる。サオ先でちょんちょんと上下に動かして、ヒラヒラと落とす、フォールで食わせるタイプのものだ。
ただ、マニュアル操作タイプのものでも、魚の機嫌にハマればタダ巻きで食うこともある。万能ジグだ。
バイブレーションタイプ
いわゆる「メタルバイブ」。タチウオや青物などで定番のジグを、1g~とマイクロ化したものだ。タダ巻きでブルブルと震えて、そのまんま小魚の動きをイミテートする。
半マニュアルタイプ
筆者の勝手な呼び方だが、マニュアル操作と、バイブレーションタイプの中間のようなアクションのマイクロメタルルアー、「半マニュアルタイプ」ともいうべきものもある。
ただ巻きでも適度な波動を起こすウォーブリングの動きを演出し、またフォールでも効くジグだ。
ビギナーおすすめチョイス
マイクロメタルルアー入門には、マニュアル操作のものをひとつと、バイブレーションタイプのものをひとつ、この時期ならメバリングにオススメする。重量はなるべく軽いものを使用したいが、最初から1gアンダーはあまりにもジグの存在感が薄くて難しい。
よって、使用するロッドにもよるが2g、もう少し軽くするならば1.5gくらい。これをメバルで使ってみよう。日中は、ボトム付近をマニュアルタイプで縦の動きを意識し、フォールで食わせる。ナイトは表層をマニュアルでタダ巻きか、バイブレーションタイプを巻いてバイトを待つ。
しかし頭の片隅においておきたいのは、近年のマイクロメタルジグの、「いっそうの軽量化の流行」である。1gアンダー、これが本当によく効くし、ジグ単で反応しないのになぜかメタルにだけは食うという場面もある。
特にメバリングでは0.8g程度を頻用する。少しでも軽い方がメバルのレンジの表層は攻めやすい。「マイクロ」とは言っても、いわば金属の塊のルアーなので、1gアンダーでも簡単に沈むのだ。経験値をある程度積んで感触がつかめたら、ゆくゆくは1gアンダーの世界にステップアップしていきたい。