2月11日、神戸の垂水一文字でチヌフカセ釣りを楽しんできた。半遊動仕掛けで速潮を攻略し、15匹の本命を仕留めたのでリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・永井芳明)
垂水一文字でチヌフカセ釣り
2月11日、神戸は緊急事態宣言が出ているので、地元の須磨一文字に釣行しようと、当日朝にまきエサを買いに釣具店へ行った。が、まきエサを購入して一文字の状況を聞くと、まさかの答えが返ってきた。なんと、渡船店がお休みとのこと。仕方がないので今度は淡路島の岩屋一文字の渡船店に電話するも、またもやお休みとのこと。
地続きの波止は人が多く密集になりそうなので、できるだけ長い沖波止に釣行したかった。そこで、かれこれ10年くらい行ってなかった、垂水一文字に釣行することにした。渡船乗場に到着した時点でもう既に7時を回っていた。乗船名簿を書き受け付けをしたら、私の番号は47番。既に40人以上が波止に上がっている。
当日の釣り座とエサ
垂水一文字は、地方から船で1分くらいの沖波止。全長が長く、外向きはテトラ帯で内向きは足場のいい波止となっている。魚影の濃いエリアだが潮は速く、攻め方を間違えると一日中釣りにならない場所だ。
今回は寒チヌ狙いのため、外向きのテトラ帯に釣り座を構えることに。寒チヌの実績が高い場所は、もう既に7~8人の釣り人が入っており、この垂水一文字で最も釣りにくい1番東に入ることにした。隣の方に入らせていただくために一声かけ、東の端から10m程戻った所に釣り座を構えた。
当日のまきエサは、オキアミ3kg1枚に爆寄せチヌ1袋、チヌパワーVSP1袋を粘りが出るまで練ったもの。これで一日分のまきエサが完成。
仕掛けは半遊動で
潮は、左側に激流で流れている。10杯ほど潮上にエサを撒き、仕掛けを作ることに。サオは黒斬0.6号5.3m、LBリール、ミチイトはアトミックスライダー磯1.5号クリアーブルー、ハリス1.5号を2ヒロ、ハリは鬼掛軽攻めチヌ3号、ウキはゼクトαL3B、ウキ止めを直結部分から1ヒロとし、潮受けゴムの下に3B、ハリから半ヒロの所にG7を打った2段打ちの半誘導仕掛けだ。
ここ垂水一文字は全層仕掛けでもいいが、潮が速いため半遊動仕掛けの方が釣果に恵まれる。
激流の中で寒チヌ連発
期待を込めて第1投!潮上に仕掛けを投入し、さらに潮上にまきエサを2杯程まき、丁度自分の前で馴染む様にする。仕掛けも馴染み5mほど流したところで本日最初のアタリが出た。
アワセも決まりやり取りを開始する。激流の中で掛けるチヌは、驚くほどよく引く。サオを溜めてジワジワ寄せてくる。上がってきたのは45cmほどと、ここ垂水一文字のアベレージサイズだ。ストリンガーに繋ぎ次を狙って同じ攻め方で狙っていく。そして、そこから5連続で寒チヌをゲット!
仕掛け変更は不発
潮が緩くなってきたタイミングで仕掛けを変更してみることに。軽い仕掛けから始めてみたものの馴染みが悪くアタリが出ない。次に棒ウキに変更するも今度は、仕掛けが立ち過ぎで根掛かりが連発してしまう。やはり最初の仕掛けが今日の潮にマッチしているようで元に戻すことに。