シンプルな道具で手軽に楽しめることで人気の『陸っぱりライトゲーム』。その用語には横文字が沢山。今回はワームに関する用語を解説していきます。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)
ワーム素材関連の用語
ライトゲームでは主にジグ単リグ、すなわちジグヘッドにワームを刺して釣りをする。そして、ジグヘッドに装着するワームひとつについても、覗いてみると奥深い。
ここではその基本的ともいえる用語を、ひと通り押さえておこう。まずは素材関連の用語から紹介する。
塩ビ
一般的なワームの素材。塩ビのワームは、感触としては軟らかめで、ジグヘッドに挿しやすい。ただ、フグ、ベラなどの歯の攻撃には耐えない短所がある。
エラストマー
フグ・ベラなどの歯の攻撃に耐える、特殊な素材を使ったワーム。エラストマー系のワームは、感触としてはぶにゅぶにゅ、もちもちとしたような、少し硬めのものとなる。フグ・ベラが多いエリアや、デイゲームなどで使う。ジグヘッドに刺しにくいのが難点。
ワームカラー関連の用語
続いてカラーに関する用語。
ソリッド
ワームの向こうが透けて見えないカラーのこと。ソリッド系のワームは、代表的なものとしてピンクやチャート、オレンジ、白などがある。ワームを目立たせて、活性の高い魚を仕留める際に使用する。ちなみに白は満月回りでもっともシルエットが出やすいといわれる。
クリア
ワームの向こうが透けて見えるカラーのこと。クリア系のワームは、透明に近い白のようなものだけでなく、赤っぽいものや、金色っぽいものなどがある。ナチュラルアピールで魚に口を使わせる。魚の活性が読めないときや、スレたシチュエーションで使うことが多い。
ハーフクリア、ハーフソリッド
ワームの向こうが透けて見えるか見えないか、中間的なカラーを、ハーフクリア、あるいはハーフソリッドという。パイロットワーム的に使用して、まず魚がいるかどうかを確認するのに適する。
チャート、グロー
チャートカラーとは黄色っぽく光るワームのこと。蓄光ライトを当てることで光る。グローとは夜光カラーのこと。人の目には見えにくいが、水中で光を吸収し、さりげなく光る。
ワームサイズに関する用語
サイズはinchで表す。
1inch
アジ、メバルの10cm未満の型、または超低活性時に使用する小さめのサイズ。
1.5inch級
1.5~1.8inch程度までを、1.5inch級という。アジ、メバルでは基本的にこれを用いる。
2inch級
アジ、メバルの活性が高いとき、また良型が狙えるとき、さらに高活性時、5cm程度までワームを大きくする。少しアピールを強めて、物感で魚に見せたいときにも2inchが好適。
最大3inch
アジ、メバルは最大3inch程度まで口を使う。良型、小型に限らず、高活性時やスレていない群れは体をぶつけるようなとにかく目の前にある大きなワームにバイトをしてくる。ひとつ持っておいて損はしない。ちなみに筆者の経験上、5inch前後のワームまでアジは釣れる。