真冬のシーバスゲームで60cm級『アフター』をキャッチ【熊本・通詞島】

真冬のシーバスゲームで60cm級『アフター』をキャッチ【熊本・通詞島】

熊本県天草市・通詞島は、雨上がりで北風が強く吹き付ける予報で、ウネリと濁りが入り、シーバスには絶好な状況だった。2月上旬に訪れた時の模様をお届けする。

熊本県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行)

アバター画像 TSURINEWS編集部

ソルトルアー ショア

通詞島でシーバス狙い

2月上旬、午後10時に通詞島(熊本県天草市)に到着。

真冬のシーバスゲームで60cm級『アフター』をキャッチ【熊本・通詞島】通詞島広域略図(作図:週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行)

堤防の先端に着くと、アジ泳がせ釣りの人がいた。状況を聞くと、アオリイカはまったく釣れてないとのこと。中央ではサビキ釣りをされていた人もいたが「夏?」っていうぐらい、アジのサイズも10cmほど。

犬走りの方に入り、ライト下をのぞくと潮もさほど動いておらず、シーバスも1尾うろちょろしているだけ。

当日のタッックル

真冬のシーバスゲームで60cm級『アフター』をキャッチ【熊本・通詞島】筆者のタックル(作図:週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行)

まずはチャートカラーのミノーで探る。ゆっくりゆっくり引いてくると、どこからともなく数尾チェイス! 「くぅ~! あと少しの距離が縮まらん!」。

次は食わせのボトムアッパー+フラットジャンキーに替え、ゆっくり引いてくると……「追尾すらせん……ついにパターンが変わったか?」。

その後もルアーチェンジするが、最初のミノーに追尾しただけ。「激ムズになっとるやん!」。

「水中に入れたらダメだな」。経験からトップという糸口は見えたが、ボックスにあるのはミノー各種。「ん~……小型のミノーでもいいけど、風であおられて水面滑るからな~、少し大きめで風の抵抗受けても流されないやつか……」。

ボックス内で一番それができるルアーがショアラインシャイナーR50のキビナゴ。ルアーをキャストし、超デッドリトリーブで巻き、水面直下0mを風と波を利用しフラッシングで誘う。

60cm級シーバス登場

「あ!」答えはすぐに出た!「モアッ」「食った~!でも小さい~!」。80cmサイズより暴れ、ジャンプするシーバスをいなし、タモ入れ成功!サイズは60cmほど。

真冬のシーバスゲームで60cm級『アフター』をキャッチ【熊本・通詞島】80cm級を思わせる暴れっぷり見た(提供:週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行)

「ん~連続ランカー捕獲失敗したか」。だが答えは出た!表層を流れてきたマイクロベイトを補食しているので、吸い込みが弱い。ぶりぶり泳ぐワームやルアーは無視。目線は完全トップ。

アフターシーバスと勝負

導きだした答えはアフター!産卵後の個体。「分かったけどさ、ん~……ルアーが手元にないよな~、流れが強くなるまでが勝負だな」。

同じやり方で、ミノーを潜らせず水面直下0mでフラフラと泳がせ+漂わせてると「お~! バレた~!」。

吸い込みが弱く、なかなかフッキングしない。「フェザーフックとか付いてるあれがあればな~。今度持ってこよう」。

それからもう1回バイトがあり、掛けたがやはりフックアウトし、流れが激流になりルアーコントロールが困難になってきたため、悔しい気持ちを抑え帰路に。

<週刊つりニュース西部版 APC・日髙隆行/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
通詞島
この記事は『週刊つりニュース西部版』2021年2月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。