まだまだ冬の寒い日が続く仙台湾ですが、ディープロックのシーズン開幕ということで、1月下旬に行ってきました。アイナメにクロソイを仕留めたその日の模様をリポートします。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・阿部慶行)
真冬の仙台湾のターゲット
季節はまだまだ寒い冬ですが、ようやく少しばかりですが日中は気温も暖かくなってきましたね。いよいよ春に季節が以降してきた感じでしょうか、ポカポカ陽気が待ち遠しいです。ですが朝方はまだまだ氷点下気温にもなる宮城県、防寒対策をしてしっかりと釣りに挑みたいものです。
この時期の宮城県仙台湾では、真冬で一ケタ台の水温になります。ですがそんな冷たい真冬の海でも狙えちゃうお魚、それはクロソイ、そしてアイナメやメバルといった根魚の精鋭達!今回はそれを狙うためディープロックへ行ってまいりましたので紹介しちゃいます。
ディープロックに行こう
真冬の宮城県仙台湾で、寒いながらも暑いゲームが展開できる釣りがディープロックです。基本的には1年中できるのですが、特にシーズン的に釣りやすくなる1月~4月がハイシーズンとなります。
産卵を終えたアイナメがディープへ移行する時期で、産卵を控えたクロソイが接岸してくる時期でもあるため、両方の魚を狙うことができるのがディープロックです。特にクロソイは60cm近い抱卵前の魚を狙えるとあって、この時期は釣り人が多く通う季節でもありますね。あの黒い魚体のイカツイ顔はかなり迫力があり、とても人気のお魚です。私もその魅力に惹かれてもう何年もクロソイを追い続けております。
基本的には仙台湾では40m前後の水深での釣りになりますので、比較的底も取りやすいと思います。なので、どなたでも釣りを楽しめること間違いなしですよ。そして仙台ではとても多くのおいしい料理を食べることができるので、防寒着をしっかり着用し、ぜひ真冬の仙台湾でディープロックを堪能していただければと思います。
閖上JOKER
今回の遊漁船は宮城県名取市閖上港から船が出ている『閖上JOKER』にお世話になってきました。船長は元上州屋の店員さんでして、そのころから色々お話したり、だいぶ前になりますが県外へジギングをしに行ったりとお世話になっておりました。今回はその船長が舵を切る遊漁船で真冬の仙台湾での釣りを楽しんでまいりました。
とても気さくで面白く、釣り人のみならず自らも釣りを楽しむスタイルで船内をとても明るくしてくれるムードメーカー的な船長ですよ(笑)。真鯛や青物などのSLJやキャスティングやジギング、冬はロックなど一年中船を出しておりますので皆さんも是非ご利用してみてくださいね。
当日のタックル
私の今回使用したタックルセッティングは以下の通りです。ディープロックでワームを使用してのスイミング用と、メタルジグを使用したSLJ用の2タックルを準備しておりました。ソフトルアーで狙うのもよし、ハードルアーで狙うのもよしなので、自分のお好みの釣り方で楽しんでみてください。
スイミング用
ロッド:HARD ROCKER S83MH
リール:STELLA 4000XG
ライン:High Grade PE Marking TYPE II X8 1.0号
リーダー:ROCK FISH PREMIUM 16lb
ルアー:ジグヘッド36g、45g+カーリーテールワーム4inch
ジギング
ロッド:GRAPPLER TypeLJ S66-0
リール:STELLA 3000XG
ライン:High Grade PE Marking TYPE II X8 0.6号
リーダー:ROCK FISH PREMIUM 16lb
ルアー:ガンガンジグII 40g
期待を込めていざ出船
今回の実釣は1月後半で、朝の気温はもちろんマイナス気温。そして予報では結構風がある予報で、前日から本当に船が出るのかな?と不安になりながら連絡を待っておりましたが、運よく船が出るとのこと。前日の夜は嬉しすぎてほとんど寝れませんでしたね(笑)。もはや遠足前の子供のような自分に笑ってしまいました。
船があるフィッシュアリーナは閖上朝市の裏にあります。今回は仲間とチャーターでの出船で、まずは駐車場に到着してからみんなに挨拶をし、準備を早々に済ませ、荷物を船へと運びます。
時間となり船は閖上港を出港。湾内を進み外海に行くとなんと、波がジャバジャバ……。強風による影響で波周期も短くて船がかなり揺れます。これ釣り成立しないのでは?と相談しながら、船は30分かけてポイントへ向かいます。