まずはここから覚えたい『メバリング』用語集：タックル関連

メバリングとは、メバルをルアーで釣ること。この釣りには、専門用語が数多くある。今回はメバリングのタックル（ロッドとリールの組み合わせ）の基本的な用語を紹介する。

（アイキャッチ画像提供：WEBライター井上海生）

井上海生

2021年2月23日

井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ショアソルトルアー

ロッド関連

まずはロッド関連の用語から紹介する。

メバリングロッド

メバルを釣るためのルアーロッド。全体的な傾向として、ティップ（サオ先）からベリー（胴部分）にかけて軟らかめのスローテーパーの仕様が多い。

レングス

ロッドの長さのこと。グリップエンドから、第一ガイドまでの全長を言う。メバリングロッドは、主には6ft後半～7ft台、磯用などで一部8ft～9ftのものがある。

ソリッドティップ

サオ先の仕様で、穂先が詰まっているもの。魚のアタりに対してサオ先が入りやすく、自動的にアワセが効く。メバリングでワームを使用するときに選ぶサオである。現在のメバリングロッドの主流。

チューブラーティップ

サオ先の仕様で、穂先が中空構造になっているもの。反響感度が高いことが特徴。ややハリが強く、ジグ単の他、プラッギングに適する。オールマイティーにメバリングを楽しめる。

チューブラーティップは見た目に少し太い特徴も（提供：WEBライター井上海生）

ガイド

サオにイトを通していくリング状のパーツ。材質や形状や数に特徴がある。PEラインを使う場合にはKガイド、また硬度の高いハードステンレスガイドが推奨される。トップガイドにはチタンガイドが装着されたモデルもあり、感度が高い。海で使用後のサオの潮抜きで、集中的に水をかけるべきパーツである。

グリップ

リールを装着し、サオを手で握る部分のこと。EVA素材が主流。リールを固定するスクリューネジに関して、メバリングでは、ロッドを寝かせて使うのに適した、ダウンロック式が採用されていることが多い。

リール関連

続いてリール関連の用語を紹介する。

スピニングリール

多くのメバルロッドではスピニングリールを使用する。ラインを巻いてキャストすることで仕掛けを飛ばし、巻き取り、魚がかかったときの動きに合わせてイトが追従する「ドラグ性能」が重要となる。現在ではエントリーモデルから十分なドラグ性能が備わっている。

リールの推奨番手：2000番

メバリングでは基本的に2000番のスピニングリールを使用する。6ft台のショートロッドと合わせる場合には1000番の方がバランスは良い。ギアはノーマルギア推奨。メバルにじっくりとワームやプラグを見せたいので、巻き取り量が少ないギア比の軽いものが良い。

推奨の2000番台（左）と2500番台（右）（提供：WEBライター井上海生）

リーリング

リールを巻き取る作業のこと。リトリーブ（通常の巻き取り）が基本となるが、レンジキープやミドストのようにリグを漂わせる釣りでは、ラインスラックを取るだけのリーリングとなる。

ライン

釣り糸のこと。ルアーフィッシングではイトではなくラインと呼ぶことが多い。主流はPEライン、またはフロロカーボンライン。PEラインならば0.2号～0.4号、フロロカーボンラインならば1.5lb～2lb前後が推奨される。

非常に細いラインだが、慣れで扱えるようになる。安価だがナイロンラインは切れやすいため、あまりメバリングには適さない。水なじみのよいエステルラインは0.3号前後をメバリングに使用することがあるが、張力限界が弱く、ビギナーにはあまり向かないライン。

その他

最後にタックル周りでロッドとリール関連以外の覚えておきたい用語を紹介する。

キャスト、キャスティング

リグを投げること。近距離では「たらし（トップガイドから出ているラインの長さ）」を短く取って下手投げなどで投げ入れ、やや離れた距離を投げるときには、リーダーの結束部分をトップガイドの外に出して、遠心力を使うイメージで投げ入れる。きわどいコースを打つことが多いメバリングではキャスティングの正確性が重要で、慣れないうちはデイゲームの視認が効く状況で練習が必要。