『エビ撒き釣り』で74cm筆頭に「スズキ」連打【愛知・大野漁港】

『エビ撒き釣り』で74cm筆頭に「スズキ」連打【愛知・大野漁港】

1月中旬、今年初の海釣りに常滑市・大野漁港へ、夜の仕事を終えてから釣行した。釣果はグイグイ引っ張るスズキ74cmも浮上、帰宅後は奥さんの手料理を堪能した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

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海釣り 堤防釣り

大野漁港でスズキ狙い

今年初の海釣りは、どうしても大野漁港で海中にイトを垂らしたい。エサのエビを採取すると、エビ以上にタナゴなどの小魚が大漁だったので、いちかばちか小魚をエビと一緒にバラまき、折角なので何事にもチャレンジしてみたいと思い、1月中旬の夜仕事を終えてから釣行した。

『エビ撒き釣り』で74cm筆頭に「スズキ」連打【愛知・大野漁港】当日の仕掛け(作図:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

ポイントの状況

灯台東側の堤防は残念ながら釣り師がいたので、以前にスズキが爆釣した矢田川水門での釣り。愛車の発泡からエビブクに小魚と生きエビを移し、まずは堤防の真下から水門に向けて小魚をまいて、その後に尾掛けにしたモエビをハリに付け、仕掛けを水門の柱のすぐ横で流して様子をうかがうことにした。

30分経過しても何のアタリもなく時間だけが過ぎてしまう。何だか干潮に向かっているようで、だんだんウキ下が短く、それもすごい勢いで潮が引いていく。

ムシエサで1尾目ゲット

1時間ほど経過して、何投目かでなんとウキが海中に吸い込まれた。慌ててサオを立てての取り込みで、暴れる獲物を落とし網までなんとか引き込み、やっとの思いでまずは1匹ゲット。エサはムシエサだった。まずはボウズでなくなったことがうれしい。

2匹目もハリに乗ると思い、小魚やエビもまきながら同じ場所で仕掛けを垂らすが駄目。3時を過ぎたころに冷たい雨が降り始めたが、すぐにやんでくれた。

場所一点で粘り勝負

愛車に戻り残りの小魚と生きエビを移し、集中力が途切れたのかあくびが出始めたので、バッグに忍ばせておいたミントキャンデー数個を口に放り込み、口の中はシーハー、シーハー。眠気も一気に飛び、朝マヅメに向け集中力を高めるぞ!

少し沖に仕掛けを投げ込み、狙っている水門中央の柱前まで流しながらリールを巻き、獲物がハリに乗らないかその場所一点での勝負だ。

この場所も獲物が必ずエサを探して回遊すると信じ、誰に何と言われようが、毎回同じ場所にくるように仕掛けを投げ込み誘導する。

豪快に74cmスズキ浮上

水門中央柱前の渦ができる場所が魅力で、午前3時半にそう思っているとス~ッと海中にウキや仕掛けが入り込む。ミチイトがピンと張って根掛かりかと思った瞬間、仕掛けが引っ張られて獲物との戦いが始まった。

グイグイ引っ張っていくが、家内がさばいた魚料理が食べたいとふと思ったところ、私が負けるほど引っ張っていた魚の力が弱まりチャンス。当日最高の楽しさだ。

サオを立て、この時だといわんばかりに一気にリールを巻き、最後にエラ洗いの洗礼を受けたが、跳ねまくる獲物が落とし網ヘゴロリ。堤防先端から超大物狙いで遠投しているわけではないので、短時間で決着した。

『エビ撒き釣り』で74cm筆頭に「スズキ」連打【愛知・大野漁港】当日にキャッチした74cmスズキ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

午前4時、赤色灯を輝かせた車両が巡回し、立ち去った後すぐ立ち入り禁止区域に3人の釣り師が入り込みサオを振っていた。なぜ立ち入り禁止になったのか理由は知らないが、柵まで設置されている。安全第一。立ち入りはやめよう。もし釣り禁止になったら、私を含め真面目に釣行している大野漁港が好きな釣り師が余りにも悲しい。

『エビ撒き釣り』で74cm筆頭に「スズキ」連打【愛知・大野漁港】当日の釣果(提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

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