『アジング』ステップアップ解説：高難度の「沖の表層」攻略術

ジグ単アジングでもっとも難しいのが、沖の表層である。フルキャストして届く距離の表層にリグを定位させ、アジに口を使わせるのは至難の技だ。

（アイキャッチ画像提供：WEBライター・井上海生）

井上海生

2021年2月10日

井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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追いアワセでバラシ軽減

沖の表層のアジのバイトは乗せにくい。どうしてもラインテンションのたるみが生じてしまうので、何度もアタっても乗らないことがよくある。ここはその場のバイトの出方を分析して、ジグヘッドのシャンクや重量を調整したり、ラインテンションをうまく保つしかない。

また、アジはただでさえ遠くで掛けると怖い魚だ。口が破れてしまいやすい。外れにくいアジの上あごにフッキングさせるためには、ヒットさせた後、適切なラインテンションを保ちながら、軽く追いアワセを入れてやることである。これでバラシが軽減できる。

追いアワセで上あごフッキング（提供：WEBライター・井上海生）

沖の表層攻略でレベルアップを

ジグヘッド単体でもっとも難しいのが、沖の表層のプランクトンパターンである。巻きで食わないときには、リグを表層に定位させなければならないのだが、飛距離を稼ぐために単にジグヘッド重量を重くすると、すぐに沈んでしまって表層にレンジキープできない。いろいろな手段を試し、沖の表層がジグ単で攻略できるようになったら、アジングも一人前だ。