フライ専用のフックやオモリは意外に高価。そこで今回は、エサ釣り用のハリやオモリを流用してフライに使用する方法と、サイズ表記の違いについて紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・浅暮三文)
オモリの号とB表示の違い
ハリと同様にフライ専門店で売られているオモリも安くはありません。最近はタングステンの粘土オモリが主で、キャスティングの腕がない私は何度か竿を振っているうちにズレてきます。粘土オモリは使い回しができるので手軽ですが、毎回、位置を直すのが手間。また市販されている板オモリではティペットが絡まる。
そんなところから私が多く使うのはガン玉です。むろん安くあげるためにエサ釣り用を利用しています。すると、また和式の号と洋式のB表示の違いを把握する必要が出てくるのです。海外のオモリはオンスやBで表示され、国内では号。表のような比較となります。海外のものはB以下のサイズはあまり見かけません。
厄介なオモリの脱着
さて、オモリにはもう一つ問題があります。粘土オモリは外すのが楽ですが、普通のかみ潰しタイプのガン玉などは、一度付けると外して再利用はできない。また外すのにペンチが必要だったりと意外と厄介です。かつては海外のオモリに付け直しが楽なように、オモリに小さな耳がついたリムーバブルのものもありました。でも最近は見かけない。ではオモリの着脱をどのように簡単にするか。
アサグレ式はティッシュです。これは濡らしたティッシュをティペットにコヨリのように縒り付けます。そこにガン玉を挟んで噛む。後は余分なティッシュをちぎって終わり。これでオモリが可動式になるのです。
だから位置をかえたい時も便利ですし、外す時はフライを取ってずらしていけば終わり。ハリしろ、オモリにしろ、安くて懐が気にならない方が釣りに専念できますね。釣り具量販店のガン玉は90円で可動式になります。フライ専門店の粘土オモリにも引けを取りませんよ。
<浅暮三文/TSURINEWS・WEBライター>