『デンキウナギ』でクリスマスツリー点灯 発電する魚は美味しくない?

『デンキウナギ』でクリスマスツリー点灯 発電する魚は美味しくない?

岐阜県の水族館で、なんとデンキウナギの放電で点灯するクリスマスツリーが登場。他にも様々な発電魚がいますが、はたしてその味はどうなのでしょうか?

(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)

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その他 サカナ研究所

デンキウナギの味

このデンキウナギですが、果たして食用可能なのでしょうか。

まず原産地では「危険な魚」という認識で食用にされることはないようです。実際に食べてみたライターの話では「体の大半を脂肪が占めており、加熱すると豚の脂身を延々食べさせられているようで、あまり美味しくはない」とのことでした。

『デンキウナギ』でクリスマスツリー点灯 発電する魚は美味しくない?神奈川で漁獲されたシビレエイ(提供:茸本朗)

発電魚「シビレエイ」の味

一方で、日本に棲息する発電魚に「シビレエイ」というものがいます。沿岸の浅い海に棲息し、デンキウナギには及ばないものの50ボルトもの電圧を発生させる事が可能です。

こちらは筆者も食したことがあるのですが、やはり全身に脂肪を蓄えており、ああまり美味ではありませんでした。肉自体は「やや水っぽいエイ」という印象。

『デンキウナギ』でクリスマスツリー点灯 発電する魚は美味しくない?分厚い脂肪に覆われている(提供:茸本朗)

発電魚はどうしても絶縁ガードとしての脂肪を蓄えないといけないため、身自体の味はあまり美味しくならないのかもしれませんね。

<脇本 哲朗/サカナ研究所>