11月15日に大型新ベラの放流実施となった大阪・太子町のFC竹の内へ出かけ、エサの調整で本命13匹キャッチ。新ベラでは超大型の50cm級が次々に放流された。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)
FC竹の内でヘラ釣り
秋も深まり、今年も残り約1か月となった。「月日の流れは…」と良く言うが、確かに早いと感じる。大阪・太子町の外れ、竹の内峠にあるフィッシングセンター竹の内(FC竹の内)は、山から湧き出た水が流れ込むヘラブナ釣り池だ。ここは30cm以上の大型のヘラブナが釣れる貴重な釣り場でもある。
釣り方の決まりは、うどん専用と、ダンゴ&うどん両方が使えるエリアに分かれていて、床釣り専用であること、竿は15尺未満、段差は10cm以内という決まりがある。
釣り場は満員
今季2回目の新ベラ放流の知らせが届いたので、釣友を誘って11月15日にこの釣り場を訪ねてみた。暖かく風もない最高の釣り日和。釣り場には9時前に到着したが、釣り場は満員(50人ほど)だ。最近、このような状態が続いているらしい。中桟橋で釣りたかったが、クラブ例会の人々も多く、空きが少なかったので眩しい山側の桟橋に陣取った。
毎年のことだが、今の時期、ヘラブナは口を使わない時が多く、どんなエサが良いのか迷うことも多々。今回も同じで、隣の人など6時頃から釣っているが、まだ2匹だと嘆いておられたし、他を見ていても竿は皆目曲がらない。
仕掛け&エサ
今回は竿15尺、道糸1.2号、ハリスはフロロ0.6号(50cmと44cm)、ハリはプロスト(金)5号を使った。
エサはなぜか適当で、一景の強力グルテン30cc、バラケダンゴ60cc、芋グル30ccでスタート。上バリには軽く練ったエサ、下のハリには練り込んだエサを丸くしてハリに刺す。
何度も打ち込んで床にエサがいっぱいある状況にしたのだが、2時間で1回の空ツンがあっただけ。周囲でアタリがないと言う愚痴が飛び交う。釣友は11時頃、空ツンの後、竿を大きく曲げてご満悦の笑みだったが、この池では小型の部類に入るヘラブナ。しかし、周りが釣っていないので、喜びもひとしおのようだった。
エサ配合を変更
これでは拙いので午後になって、エサをグルバラ50cc、バラケマッハ50cc、一景の粘りのダンゴ75ccを良く練って使ってみた。
エサが床に沈む直前から徐々にバラけるので効果があるだろうと思ってのことだが、これが思い通りに働いて、早速良型が掛かった。
この頃から珍しい早釣り大会がスタート。35cmから40cmまで、1匹上がるごとにサイズも5mmずつアップする面白いシステムだ。私もこれから釣るぞ…と言う段になって大型ヘラブナを積んだトラックが到着した。