気温が下がってくるとよく獲れるモクズガニ。実は手軽に狙うことのできる釣りのターゲット。今回はモクズガニの釣り方、仕掛けの自作方法を紹介しましょう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・川上克利)
モクズガニとは
モクズガニは小笠原諸島を除く日本全国に生息している蟹です。非常に身近な生き物で、大きな個体では200g近くになります。
このモクズガニは食用ともされており、一部の方からは非常に美味なことで知られています。
モクズガニ釣りのエサ
モクズガニ釣りのエサで、よく使われるのが「モモ肉」と「魚の切り身」です。モモ肉はエサもちがよく一度ハリに付けるとなかなかなくなりません。しかしながら、匂いは魚の切り身の方が強く、カニを集める効果は切り身の方が強いです。
基本的には、モクズガニを釣る際は動物性のエサであればなんでも釣れるように感じます。実際に火の通った豚肉でもモクズガニを釣ることができたので、賞味期限の切れてしまい、捨てざるを得ない食材などを使うのも手かと思います。
仕掛けの自作方法
ここからはモクズガニ釣りの仕掛けの自作方法を紹介しましょう。カニ釣り用の仕掛けは市販されており、釣り具店で購入することができます。しかし、簡単な物ならば自作することができ、コストも抑えられるため是非とも挑戦してみて下さい。
余っているミチイトやオモリなんかでも代用は効きますので、あくまで一例として。
ネット部分にフックを付ける
まずはカニを絡めるためのネット部分を作ります。今回は、ちょうど中途半端に余っていた100均のミチイトを使用しました。
まずはイトを束ねて結ぶ工程からです。ミチイトを40cmほどの長さで5、6回束ねて真ん中で結びます。その際に真ん中で半分に折り、折った状態で先に輪っかを作ります。
するとこのような形になりますのでエサをつけるためのフックを取り付けます。
写真についているフックですが、ハリ先の鈍ったフックの再利用で大丈夫です。使用しているのはオフセットフックと呼ばれるワーム用のフックですが、フックの種類はどんな種類でも大丈夫です。
このフックは先ほど作った輪っかに結びつけます。結び方は特にこれでなきゃダメというのはないですが、カニは力が強いので取られないようにしっかりと結びつけましょう。
オモリを付ける
そして使用するオモリですが、使い古したメタルジグがあったのでそちらを使用します。
もちろんメタルジグでなくともオモリであれば代用できます。このメタルジグに先ほど作った仕掛けのイト部分を結びつけます(スナップなどで連結させてもいいでしょう)。
多少雑でも全く問題ないのですが、一つだけポイントとしてはハリのなるべく近くにイトのネット部分がある方が好ましいです。この仕掛けではハリについたエサにカニが寄ってくるので、カニを絡める役割のネットがハリから遠い所にあったらカニが絡まりにくくなってしまいます。
使用するものは全て100均で揃えられるものなので、材料費も安く済ませることができます。