今回は、自作ワカサギ仕掛けの作成手順を紹介。自作した道具でワカサギが釣れると、釣れたときの喜びはさらに大きくなるだろう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・なおぱぱ)
ワカサギ仕掛けの重要性
ワカサギ釣りでかなり重要な要素となる「仕掛け」は、スナップとイトとハリにより構成される。とはいえ、釣場ごとの勝手や日々の状況変化によりパターンも使い方も様々だ。各釣具メーカーから発売されている色んな仕掛けを、使い分けることが釣果アップにつながるだろう。
ワカサギ仕掛けは釣果に直結する、かなり重要なものであることは間違いない。その重要なモノを自作して釣れた時の喜びは大きく、試行錯誤を繰り返して釣場ごとに作成し、使い分けるのもまた面白い。
重要なのは全長、針数、号数などをすべて自身で決めて作成できる点だろう。同時に、釣場ごとの釣り方の経験を積むことができて、スキルアップにもつながるのだ。
費用を抑えられる
また、市販仕掛けばかりを買うと、意外と費用がかかるワカサギ釣り。近年素晴らしい仕掛けが山ほどあり、確かに釣れる仕掛けばかりである。しかし自作すると、初期費用の方が断然安く済むのだ。
筆者は「1シーズンの釣行が平均15回程度」とワカサギ釣り師としては比較的少ない方である。仕掛けは、50枚程度用意すれば足りるうえに、例年前シーズンの残り在庫を使いながら自作仕掛けも使用する。
自作仕掛けのみ使用していた数年前のシーズンは、市販品は購入せずに事足りていたほどだ。つまり、仕掛けを作れば作るほど、釣りに行けば行くほどお得となるわけである。
必要な道具&材料
最初は慣れが必要であるが、そこまで自作は難しくはない。
材料としては、ハリス、針、スナップ、仕掛け台紙、カードサイズの保護袋あたりだ。用意する道具は、針結び器、定規、ハサミ、カッターがあれば作成可能である。
ワカサギ仕掛けの自作手順
以下に私の作成方法を記述するので、参考にしてみてほしい。
仕掛け本体の作成
1)仕掛け構成に必要な針数分をハリス全長を考慮して長めに結ぶ。
2)幹糸先端にスナップを結んで先端を固定する。
3)自身で決めたハリス間隔の位置に、針を結んだハリスを八の字結びで固定したのち、さらにハーフヒッチを数回しておく。
4)3)を針数分ほどこなしたら終端にスナップを結んで完成。
仕掛け台紙の作成
1)家電量販店または100均で厚めのA4光沢紙を購入する。
2)PCのエクセルで仕掛け表記データを入力する。
3)データ入力したらお好みで外観作成する。
4)プリンターで印刷したら切り分ける。
5)台紙に針数分+1ほど切り込みを入れて完成。
仕掛けと台紙を組み合わせる
1)完成仕掛けを切り込み入れた仕掛け台紙に付けていく。
2)すべて台紙に付けたあとはカードサイズの保護袋に入れる。
3)裏にセロテープで止めたら自作仕掛けの完成だ。